西沢一鳳
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西沢 一鳳(にしざわ いっぽう、旧字体:西澤、享和2年(1802年) - 嘉永5年12月2日(1853年1月11日))は、江戸時代後期の歌舞伎狂言作者、考証家。名は利助(りすけ)、のち九左衛門(きゅうざえもん)。屋号に正本屋(しょうほんや)、別号に李叟(りそう)、堂号に綺語堂(きごどう)、軒号に世代軒(せだいけん)、庵号に秋倉庵(しゅうそうあん)・秋声庵(しゅうせいあん)、俳名に蒼々・滄々(そうそう)などがある。
浮世草子作者・浄瑠璃作者の西沢一風(1665-1731)の曾孫[1]。大坂に生まれ、家業の正本(歌舞伎脚本)屋と貸本屋を心斎橋南四丁目で営みながら俳諧を好み、歌舞伎狂言を執筆[2]。大坂劇壇での活動の後に江戸に移って活動を続けた。歌舞伎狂言の台本を数多く著したほか、人形浄瑠璃や歌舞伎の考証にも業績があり、さらに紀行文や随筆なども多く遺している。下寺町の大蓮寺に眠る[2]。
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