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ドナ・サマーのアルバム ウィキペディアから
『華麗なる誘惑』(原題:Bad Girls)は、アメリカ合衆国の歌手ドナ・サマーが1979年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。オリジナルLPは2枚組だったが、後の再発CDでは1枚にまとめられた。また、2003年には合計10曲のボーナス・トラックが収録された2枚組CDのデラックス・エディション盤も発売されている[10]。
「バッド・ガール」は1977年の時点で作られていた曲で、カサブランカ・レコード設立者のニール・ボガートは、サマーの曲としてはロック色が強すぎると感じ、Labelleかシェールに提供することも考えたという[11]。サマーのオリジナル曲「ディム・オール・ザ・ライツ」は、当初はロッド・スチュワートに提供する案もあったが、最終的には自分で歌うことになった[12]。
母国アメリカでは合計49週Billboard 200入りし、うち6週にわたり1位を獲得した[2]。スウェーデンのアルバム・チャートでは13回(26週)トップ30入りし、うち2回(4週)にわたって3位を記録した[3]。ノルウェーのアルバム・チャートでは4週連続で3位を記録し、合計19週トップ40入りした[5]。日本初回盤LP (VIP-9565-6)は1979年5月25日に発売され、オリコンLPチャートでは9位に達して、12万枚以上を売り上げた[7]。
第22回グラミー賞では、収録曲「ホット・スタッフ」が最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、本作が最優秀アルバム賞、最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞及び最優秀ディスコ・レコーディング賞、「ディム・オール・ザ・ライツ」が最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた[13]。William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「この2枚組LPは、それぞれ音楽的に一貫性のある4面に分かれており、強固なリズムのサイド1から、より伝統的なディスコ・サウンドのサイド2、バラード中心のサイド3、そしてサマーが1977年にヒットさせた"I Feel Love"を思わせる、シンセサイザーを多用した電子的なサイド4に至る」「彼女のキャリアのみならず、疑いなくディスコ自体の芸術的/商業的ピークをもたらす結果となった」と評している[14]。
ニュー・オーダーのシングル・ヒット曲「ブルー・マンデー」では、本作収録曲「アワ・ラヴ」からのドラム・ブレイクが流用された[15]。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において283位に選ばれている[16]。
本作からのシングルのチャート最高順位を示す。
下記のミュージシャンは「愛しのベイビー」に参加しているが、各々のパートはクレジットに明記されていない。
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