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福島県福島市を流れる河川 ウィキペディアから
吾妻連峰高山の西に位置する鳥子平に源を発する。一切経山や東吾妻山、鉄山といった福島盆地西側の山々を水源とする支流を合わせ、福島市御倉町で阿武隈川に合流する。
福島市中心部の住民にとって最も身近な存在の川であり、流域には水林自然林(荒井)、荒川桜づつみ河川公園(八木田、仁井田)、荒川運動公園(須川町、矢剣町、清明町等)と、憩いのスペースが多くあり、秋季には芋煮会で賑わう。
現在の須川合流点から阿武隈川合流点までの区間について、左岸に住む者が、須川と呼称することがよくある。これは以前この区間は須川単独の流路であり、荒川は別の流路であった為である。現在でも左岸に須川町という町名が存在する。
名の通り、昔から暴れ川として有名であった。度々洪水を起こし、流路の変更を繰り返した。現在の分流である大森川の流路が以前の本川である。特に土湯温泉町周辺は急峻な谷を流れるため土石流の被害も多く、1900年(明治33年)に福島県が山腹工事を実施、1936年(昭和11年)に国直轄施工区域になり、荒川第一砂防堰堤工事が行われた。しかしその後も河川氾濫は続き(8.5水害では市内中心部が水没した)、2004年(平成16年)に大改修が行われ、荒川本川に13基、支川の東鴉川に13基、塩の川に5基、その他あわせ計30基の砂防堰堤、床固堰堤が作られた。現在は荒川遊砂地が作られている。
以下の歴史的河川施設が荒川流域治水・砂防事業として2007年度土木学会選奨土木遺産を受賞した。
2008年(平成20年)には、荒川第一堰堤他14基が、「国土の歴史的景観に寄与している」治山治水施設として国の登録有形文化財に登録された。
国土交通省河川ランキング(BOD値による河川平均水質)において、2007年(平成19年)に北海道の 尻別川等の6つの河川と共に日本一と評価された。また2010年から2021年にかけて12年連続で第一位の水質を誇り、10年以上連続しての選出は、本州では唯一、全国でも2河川のみ(荒川:福島県、川辺川:熊本県)である[1]。2008年(平成20年)には環境省による平成の名水百選に選定された。
下流より記載
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