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脳噛ネウロ(のうがみ ねうろ)は『魔人探偵脳噛ネウロ』に登場する架空のキャラクターで、本作の主人公。アニメ・ドラマCDにおける声優は子安武人。
『謎』(正確には「謎」を解いた時にのみ発生するという特殊なエネルギー)を唯一の栄養源とする突然変異種の魔人。絶えず脳髄の空腹を抱え、本来の住処であった魔界の謎を喰い尽くした後、その飢えを永遠に満たすことのできる『究極の謎』を求めて地上に降り立った。地上に来てまもなく桂木弥子と出会い、『地上で目立ってしまうのは魔人のマナーに反する』として、彼女を隠れ蓑に選んで謎を探し始める。
地上で目立つのを避けるため、弥子を探偵に仕立て上げ自分の推理を全て弥子の手柄にさせ、自身は助手と称している。普段は長身痩躯で端正な顔立ちの男性の姿をしているが、真の姿は捩れた角に鳥類の如き頭部と腕を持った怪人で、能力使用時や謎の気配を見つけて嬉しくなった時にはその姿に戻る。特定の対象に向かって指を指す時は人差し指ではなく中指で指す癖がある。
一人称は「我が輩」、傲岸不遜で自他共に認めるドS。助手を演じる際は自分のことを「僕」と呼ぶ礼儀正しい好青年として振る舞う。助手演技のままで、弥子に毒舌やデリカシーのない発言をすることが多々ある。弥子や吾代を虐めて遊ぶのが趣味だが、彼らは「奴隷」「道具」というだけあって自身の「所有物」であり、それなりに愛着を持っている様子である。基本的に、自身の正体を知っている者には敬語を使わない。後に笹塚に正体を知られるが、既に敬語会話が慣れているとして継続している。
地上に来た当初は人間を格下の存在、あるいは単なる食糧源としか見なしていなかった。だが、アヤ・エイジアの事件をきっかけに人間の可能性に興味を持ち始め、次第に人間を「究極の謎」を作り出す可能性を秘めた種族であるとして大いに評価するようになる。自分を殺そうと工夫を凝らし、人間離れした姿に変貌してゆく怪盗Xには感動すら抱き、数々の事件を通して観察力を研ぎ澄ましていく弥子にも期待を寄せている。
人間を遥かに凌駕する頭脳を持ち、地上のあらゆる知識を吸収している。本来その身体は1億度以上の業火にも耐え[1]、「核弾頭を使っても殺せない」と自称する程の強度を持ち、さらに腕などを両断されても切断面を合わせればその場で元通りになるという、常識を超えた生命力を誇っていた。しかし地上においては人間にとって酸素に相当する瘴気が不足するために、その強靭な体も弱る一方であり謎を喰って得た魔力で普段から強化することでそれをしのいでいるという。しかも魔界能力の使用等によって魔力を消費したりダメージの蓄積が増えたりすればそれもかなわなくなり、加速的に弱体化する[2]。魔界ではほとんど眠らなかったらしいが、地上に来た現在では睡眠が必要になっており、弱るごとにその時間も長くなる。
早坂編の頃には既に弱体化がみられていたが、それでもXを難なく倒すほどであった。HAL編では魔力の消耗によりかつてないほどに弱体化し、絶体絶命の危機を迎えるも、HALの謎喰いに成功してほぼ全快する。しかし、シックスと敵対後は、敵の作戦で魔力の消耗を強いられ、再び弱体化し始め、致命的な不安材料を抱えることになる。
『謎』(先述の、固有名詞である)以外の問題を解いても栄養にはならず腹もふくれない。加えて、シックスとの最終決戦へとつながる一連の事件を通じて、謎は本人が心から望んだ悪意の中で生まれた「天然もの」でなければならないという結論に至り、シックスがネウロのために多数の人間を脅し殺し合わせて作らせた謎を「養殖」として認めなかった。その上で、種を確立するために人間を滅ぼそうとしているシックスら「新しい血族」にははっきりとした敵意を初めて示し、謎を確保するためその「畑」である人間を守る行動をとっている。
魔界での詳しい素性は明かされることなく完結したが、ゼラによれば「魔界でその名を恐れられた上級魔人」であったという。
氏名の由来は、作者が苗字に「脳」という言葉を入れたかったことから、劇作家の鴻上尚史からヒントを得て「脳噛」とし、名前は神経細胞を示すニューロン(Neuron)から付けた。作中でもHALに、「名前通りに、ニューロン(脳細胞)の申し子」と評されている。
また、『こち亀』が大好きらしく、「読んだことがない」と言っていた割には「真の化け物は誰なのか教えてやろう」と言って殺せんせーと「浅草物語」の名シーンを再現したり、「秋本治のような人間こそ真の化け物だと吾輩は思うぞ」と殺せんせーに向かって言っていた(これに対し殺せんせーは「ははは、違いねぇ!」と村瀬そっくりの顔つきで言っていた)。弥子に『こち亀』を全巻買わせたとのこと[3]。
『ジャンプアルティメットスターズ』のネウロの「コマ相性」にムヒョがおり、ムヒョとは互いに仲が良いらしい。
原作・アニメ共に形や経緯こそ違うが、最後は弥子の前に姿を現している。
シックスとの決着後は更に魔力を消耗したため魔界に帰ろうかどうか迷うが弥子の説得で諭され、彼女に「留守は任せたぞ、相棒」と初めて彼女を奴隷ではなく対等の存在として扱った直後、ゼラの口から魔界へと帰っていった。そして3年後、飛行機に乗っていた弥子の前に再び姿を現す。
南米の遺跡にてXに捕らわれた弥子を救出すべく、Xに挑むが自身の体の弱体化のせいもあって圧倒的なXの力を前に瀕死の重傷を負うが、魔界への入り口が開いたことで瘴気に触れて復活し、逆に今度はXを完膚なきまでに叩きのめす。崩れる遺跡から脱出後、Xを連れて帰ると決意する弥子に自分が弥子を選んだ理由を彼女に伝え、魔界の門を閉じるために門に向かって飛び立ち姿を消す。事件後、探偵事務所を閉める準備をする弥子の前に再び姿を現す。
犯行現場の捜査や犯人への制裁、時には単なる娯楽の目的でネウロが用いる数々の奇妙な道具(能力)。魔界のアイテムや生物を呼び出して用いる。本作品を盛り上げる重要なアイテムである。いずれも強力な道具であるが、使用の際は魔力を消費する(尚、本編のイメージカットで消費する魔力量が数値化されている場面がある)。
ドラマCDオリジナルの能力。音声のみの紹介であるため、漢字表記は不明。
アニメオリジナルの能力。
ゲームオリジナルの能力。 双方ともアドベンチャーゲームというジャンルであり殆どがテキストで表現されているため、言及されているもの以外は外見は不明。
『魔人探偵脳噛ネウロ ネウロと弥子の美食三昧 推理つき グルメ&ミステリー』に登場する魔界777ツ能力
『魔人探偵脳噛ネウロ バトルだヨ! 犯人集合!』に登場する魔界777ツ能力
この節の加筆が望まれています。 |
魔界でも数人しか使用できないらしいという、強力な能力。威力も消費魔力ともに通常の魔界777ツ能力とは桁違いである。
作者絡みで「暗殺教室」のスピンオフである「殺せんせーQ!」にゲスト出演を果たしている。
アニメでは、第11話にて殺せんせーに魔王の座を引き継ぐ元魔王として出演した。声は同じく子安武人が演じている。 原作では最終回にて「異世界に住む強力な魔人」として、イメージカットで1コマのみ登場した。
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