習志野文化ホール
千葉県のコンサート会場 ウィキペディアから
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習志野文化ホール(ならしのぶんかホール)は、千葉県習志野市にある文化施設である。
習志野文化ホールは、1970年(昭和45年)に制定された習志野市文教住宅都市憲章の下、文化芸術の殿堂、市民の文化活動の場として、1978年(昭和53年)に竣工した。第一中学校移転後の跡地の処分を含めた、国電津田沼駅南口開発計画は、習志野市の表玄関における文化・商業の核となる事業であり、この開発事業の中心をなす当ホールは、市民による募金運動や企業の支援にも支えられる中、当時の価格で26億4890万円を投じて第3セクター方式により建設された。
市民生活を豊かにする施設として、本ホールは建設当初から市民による学校利用及び団体利用を主としている。
市立小・中学校や習志野高等学校における全国水準の音楽活動を育んできたことをはじめ、芸術祭や市民文化祭、習志野第九演奏会などの市民の文化・芸術活動の醸成・発表の場として、現在に至るまで文化芸術活動の重要拠点として多くの市民に親しまれ続けている施設。
さらに、成人式など人生の節目を飾る行事の場であるとともに交通結節点である津田沼駅直近の立地による来訪者による交流人口の創出はもとより、超高齢社会において、文化、芸術活動への参加や堪能にいそしむ高齢者の貴重な活動拠点としての効用や“音楽のまち習志野”としてのシティセールスの展開等、多岐にわたりまちづくりに貢献している。
また、3512本のパイプを備えたオルガンも特徴的でパイプオルガンを日本の公営ホールに設置したのは本ホールが初めてである[1][2]。年間30回使用されている[2]。後述の文化ホール建て替えではパイプオルガンの再設置に約1億5000万円の費用が掛かることから、クラウドファンディングによる財源確保を検討している[3][4]。
2024年10月1日、パイプオルガン再設置の可否を決めるクラウドファンディングが行われ、1か月間で目標額(6,000万円)を上回る約8,698万円の支援金が集まった[5][6]。これを受けて、習志野市長の宮本泰介は建て替え後の文化ホールにパイプオルガンを再び設置することを表明した[7]。
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