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日本の群馬県の道路 ウィキペディアから
群馬県道333号上神梅大胡線(ぐんまけんどう 333ごう かみかんばいおおごせん)は、群馬県みどり市大間々町上神梅から前橋市河原浜町までを結ぶ県道である。
みどり市大間々町上神梅の国道122号と、前橋市東部の大胡地区を、赤城山南東の斜面伝いに結ぶ延長17キロメートル余りのローカル県道である。
ただし、道自体の歴史は江戸時代からの古いもので、中山道倉賀野宿から分岐して栃木市経由で日光東照宮までを結んでいた主要な脇往還・日光例幣使街道の、更に脇往還にあたる短絡ルート「日光裏街道」の一つ[注釈 1]を、相当部分でなぞっている。この赤城山南東部の日光裏街道は、例幣使街道・玉村宿から北上、駒形宿(現・前橋市駒形町)を経て大胡に達し、更に現在の上神梅大胡線に近い経路で渡良瀬川の谷筋に出て、日光市足尾経由で峠を越え日光に至るルートであった。
この歴史の古さ故に、幹線とは言い難い経路ながら極めて早い時期に県道指定されていた。みどり市・桐生市境の山越え区間を除いてはほぼ全線が2車線であるが、江戸時代以来の古い道筋を多く踏襲することから、交差点での右左折が非常に多い経路である。歩道のない区間も長い。
現道は、渡良瀬川の谷筋である国道122号から信号のない丁字路交差点で分岐し、2キロメートルほどで180メートル近い高低差を登坂、渡良瀬川西岸の南方に延びた海抜400メートル以上の尾根筋を、ヘアピンカーブの続く1~1.5車線幅員の狭隘路で越える。この山越え区間は勾配やカーブが急で大型車の通過も困難であるため、地元車両以外の通行は少ない。峠を越え、桐生市新里町高泉の付近からは、ゴルフ場や別荘地なども沿道に現れ、集落に近付くと若干道幅も広がってくる。
桐生市新里町板橋で国道353号に突き当たって左折、約1キロメートルを重用して標高を落としつつ南下する(ただし、333号の方が古くからある道筋である)。板橋十字路で国道は左折、県道は右折し、前橋市粕川町室沢まで、谷筋での起伏を繰り返しながら西進する。
かつての宿場であった粕川町室沢では左折して標高を落としつつ500メートル南下、信号のない交差点で右折して、前橋市鼻毛石町まで起伏の少ない赤城山南面を、海抜270-260メートル程度でほぼ等高線沿いに西進する。
鼻毛石町の宮城小学校前交差点で県道101号四ツ塚原之郷前橋線が直進路として分岐する。333号は左折を2度繰り返して南下、ここからカーブを伴った3キロメートル弱のルートで100メートル近く高度を下げながら大胡市街地の東外れの向町丁字路に到達する(ここには往年の街道筋であることを示す石の道標が立つ)。右折して県道3号前橋大間々桐生線の旧道に入り、荒砥川を大川橋で渡ると、橋の西詰で県道16号大胡赤城線が右手から合流、終点となる。
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