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日本の清酒製造業者 ウィキペディアから
株式会社尾沢酒造場(おざわしゅぞうじょう、OZAWA Sake Brewery Co.,Ltd.)は、日本の清酒製造業者。登記上の商号は新字体の「沢」を用いているが[2]、創業家の姓は旧字体の「澤」を用いているため[1]、ウェブサイトなどでは旧字体で尾澤酒造場(おざわしゅぞうじょう)とも表記される。
長野県長野市に本社を置く清酒製造業者である[1][3]。主に清酒の製造、販売を手掛けている[1]。蔵は標高400メートル級の山中に立地しており、そこで蔵人の手造りで清酒を醸造している[3]。生産石数は60石ほどであり[3]、日本国内の酒蔵としては小規模な酒蔵の一つである。生産量は少ないながらも、「美寿々錦」や「十九」といった銘柄が知られている。また、そのほかにも、甘酒などの清涼飲料水や、漬物の製造、販売なども手掛けている[1]。
文政年間(おおよそ1820年頃)に創業した[1]。長野県上水内郡信州新町の山中に蔵を構え、代々に渡って地元に向けた清酒を醸造してきた[3]。生産石数は60石ほど、蔵人も数名という小規模な蔵元であるが[3]、平成に入ると「美寿々錦」が全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど[4]、賞歴を重ねたことから注目を集めた。なお、2010年に信州新町が長野市に編入されたことから、蔵の住所は長野県長野市になった。
清酒の代表的な銘柄は、「美寿々錦」や「十九」である。「美寿々錦」という酒名は、「信濃」の枕詞である「みすずかる」に由来するとされる[4]。また、「十九」という酒名は、人間なら二十歳で一人前になるが、清酒造りで一人前になるにはまだまだ道半ばである、との思いを込めて名付けられた[5]。
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