第162師団(だい162しだん、ヘブライ語: אוגדה 162(Ugda 162),英語: 162nd Division)は、イスラエル国防軍の師団の一つである。
画像外部リンク | |
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師団インシグニア(ヘブライ語版Wikipedia) |
南部軍所属の現役機甲師団。通称として「アブトゥバ・ハ・ペラダー」(鋼鉄部隊、עוצבת הפלדה(Avtbah Ha-Plada))という名称も使われる[1]。第四次中東戦争、第一次レバノン戦争、第二次レバノン戦争に参加した。
部隊名について、ヘブライ語を直訳すると単に「第162師団」だが、多くの資料では「第162機甲師団」としているので本文もそれに従う。
概要
南部軍管轄化の機甲師団で、イスラエル陸軍指揮本部(GOC Army headquarters)の指揮下にある。
1973年の第四次中東戦争時には予備役部隊であったが、アブラハム・アダン少将の指揮下においてシナイ半島での激戦を戦った。
2006年のレバノン侵攻作戦では、リタニ川以南のレバノン南部地域でイスラム教シーア派の民兵組織であるヒズボラとの戦闘に従事した。
2015年末までは中央軍の指揮下にあったが、2016年1月にイスラエル国防軍の長期再編計画(ギデオン計画)の一環として南部軍指揮下に移動した。
所属部隊
2015年末時点
2016年1月以降
- 第401機甲旅団 - メルカバ Mk.4 を装備。[2]
- 第84歩兵旅団 - "ギヴァティ歩兵旅団"
- 第933歩兵旅団 - "ナハル歩兵旅団"
- 第215砲兵旅団 - M109A5 "Doher" を装備。
- 第37予備役機甲旅団 - メルカバ Mk.3 を装備。
2016年の南部軍管区への移動の際、クフィル歩兵旅団は中央軍に残り第340機甲師団の指揮下に入った。また第417"ヨルダン・バレー"歩兵旅団は中央軍司令部直轄部隊となった。
同時に、これまで南部軍に所属していた第366師団が北部軍管区に移動し、第366師団に属していたギヴァティ歩兵旅団は南部軍に残り第162機甲師団の指揮下に入った。
脚注
関連項目
外部リンク
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