トップQs
タイムライン
チャット
視点

福井鉄道F2000形電車

ウィキペディアから

福井鉄道F2000形電車
Remove ads

福井鉄道F2000形電車(ふくいてつどうF2000がたでんしゃ)は、福井鉄道2023年3月に導入した路面電車車両[3]。2023年3月27日に営業運転開始した[4]

概要 福井鉄道F2000形電車FUKURAM Liner (フクラムライナー), 基本情報 ...
Remove ads

概要

福井鉄道で運用されている880形を置き換えるために導入された[5][6]

リトルダンサー タイプLがペース車両である[7]

880形などにあった出入口ステップをなくす等のバリアフリー化、VVVF制御LED照明の導入による省エネ化なども図られている[8]。4月上旬に、えちぜん鉄道への直通運転を開始した[9]

愛称は「FUKURAM Liner」(フクラムライナー)[6]。導入費用は3億9000万円である[6]

車体概説

車体

丸みを帯びたデザインであるF1000形とは対照的な角ばったデザインが特徴である[10]。前面は直線的なブラックフェイス、側面には福鉄カラーの緑・青・白をあしらっている[8]。 積雪時に車両のお腹部分に雪を抱え込まないように高さ10センチほどの排雪板を配置し、レール上に積雪があっても運行できるようになっている[11]。行先表示器は白色LEDを採用する[12]

車内

オールロングシート[4]、座席の表皮はセーレンのものを利用している[6]。コーティング剤は利用しておらず、環境に配慮しており、デザインは沿線の水田や日野川などをモチーフとしている[6]。出入り口付近には越前かにレッサーパンダなどをモチーフにした吊革がある[6]。優先座席も設置される。車椅子スペースは2ヶ所設置されている[13]。車内にモニターを4台設け、西山公園、蔵の辻、足羽山公園といった地元観光地を映像で紹介される。通路はF1000形と比較して約2倍となっている[14]

走行機器など

制御装置、補助電源装置、主電動機、駆動装置、、集電装置、主幹制御器など主要な電機品は東洋電機製造が担当した[2]

制御装置はIGBT素子(1,700 V - 1,200 A・2 in 1形)を使用した2レベルVVVFインバータ制御(RG6053-A-M)で、素子の冷却はブロワー(送風機)による強制風冷方式とした[2]。制御方式はハイブリッド・ベクトル制御により、3個の主電動機を一括制御する1C3M制御で、機器は屋根上に搭載する[2]

補助電源装置は定格容量45 kVAを有する静止形インバータ(SIV・RG4091-B-M)とした[2]。装置は小型軽量化に配慮したもので、VVVFインバータ同様に強制風冷方式とし、屋根上に搭載する[2]。直流600Vを入力電圧として、三相交流200V,60Hzが35 kVA、直流24Vが10 kWを出力する[2]

Remove ads

イベント列車

2023年12月、2024年1月それぞれ数日間、車内で福井名物の「越前おろしそば」と福井の美味を味わえる観光列車「福鉄観光列車 越前そば物語」が予約制で運行された。蕎麦は新蕎麦が使用される。ルートはたけふ新駅から福井駅間を往復する。日本酒が販売されているが、つまみや飲み物の持ち込みも可能となっている[15]

好評につき2024年11月16日と12月7日にも運行された[16]

沿革

  • 2022年(令和4年)
    • 5月24日 - F2000系の導入が発表される[17]
  • 2023年
    • 3月27日 - 営業運転を開始した[9]

運用

運行開始時点

たけふ新 - 田原町 - 鷲塚針原間とヒゲ線で運用される[6]

脚注

参考文献

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads