神獣 (聖剣伝説)
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神獣(しんじゅう)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたコンピュータゲームソフト『聖剣伝説』シリーズに登場する架空のキャラクターである。『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』『聖剣伝説DS CHILDREN of MANA』『聖剣伝説 HEROES of MANA』『聖剣伝説 VISIONS of MANA』の5作品に登場し、聖剣伝説シリーズの世界観に深く関わっている。各作品で神獣の設定は異なっているが、『聖剣伝説3』以降の作品では、基本的に『聖剣伝説3』の神獣の設定を準用している。
本作の最終ボスであるが、一概に悪と言える存在ではない。
太古の昔、マナをエネルギーとして利用した文明時代で人類は繁栄を極めたが、マナの枯渇問題に直面するとマナの使用権利を巡って、終わりの無い戦乱の時代に突入した。そしてその戦乱の末期には、後世の「マナの要塞」(当時は「空中要塞ギガント」と呼ばれていた)が生み出された。しかし、要塞は残り少ないマナの力を更に大きく減少させ、同時に人の手に余るその強大な力は神々の怒りを買い、人類を罰するために神獣が遣わされた。神獣はマナの要塞と激突し、全世界がその戦いの余波で炎と毒に包まれ、世界中の文明が破壊されるほどの大災害をもたらした。マナの要塞が当時の聖剣の勇者によって落とされると、神獣も人々の前から姿を消した。これによって世界の文明は大幅に後退したが、平和が戻ったと伝えられる。
現在では小型の個体が複数存在し、四季の森や氷の国の上空を飛行しているところを見ることができる。マタンゴ王国ではこれを「神の獣」と呼び、上述の神獣とは別物と見ている。実際はこの「神の獣たち」が合一して生まれるのが「神獣」である。神獣の外見はフラミーに酷似している(ランディは、元々は同じ種族だったのではと推測している)。実は神獣とはマナを回復させることができる唯一の存在だが、あまりにも急速にマナが失われると反動で凶暴化するという性質を持つ。このためマナを動力として動く要塞が出現すると、膨大なマナが要塞に吸収され、神の獣たちが合一して凶暴な神獣となるという図式になっている。
マナが減少したことで世界中の神の獣が融合し、巨大な個体となった神獣が本作のラストボスに当たる。上述のようにマナが急速に減少したことで凶暴化しており、世界が滅亡する恐れがあるためランディたちは戦うこととなる。その肉体はマナの剣でしか傷つけられない(他の武器でもクリティカル時のみ有効。また戦闘開始からしばらくすると魔法反射のカウンタマジックLv.8を行うため魔法もほとんど効かない)。この闘いではプレイヤーは攻撃を回避することができず、ティンクルバリアなどで無効化したりタイミングを見てダメージを回復させる必要がある。攻撃方法は突進とセイントビーム。そして最大の攻撃として極大の火炎放射を見舞う。
最終的に多くの犠牲と悲しみを乗り越えた聖剣の勇者によってその身を砕かれ、神獣の欠片は雪となって世界に降り注いだ。神獣を降臨させ地上に崩壊の危機をもたらしたのはマナの力に魅入られた人間たちだったが、邪悪な野望を打ち砕き、神獣を打ち倒したのも勇気と知恵と愛を胸に手を取り合った人の子たちであった。
太古の時代に世界を危機に陥れた存在で、マナの女神によって8つのマナストーンに封印されていたが、マナストーンが破壊され、封印が解けたことで復活した。それぞれの属性の災厄を体現した姿をしている。全ての神獣が一つになったとき、世界は滅びるといわれている。神獣が倒されるとの残りの神獣がその力を取り込んで強化されるという性質を持つ。全ての神獣を倒した時、神獣が一つになった力がマナの剣に宿ることになる。神獣は全て主人公たちによって滅ぼされたが、マナの剣を用いてその力を得たのが本作のラストボスに当たる。
上記8体の神獣は、時間が経過すると覚醒して強さが増し、最終的に一つに融合し最終形態となるという事がフェアリーから語られる。
先手を打って主人公たちが倒しに向かうも、倒した神獣の力は敵勢力に奪われた「マナの剣」によって吸収され、
神獣を全滅させた時点で敵勢力は神獣の最終形態の力を手に入れたのと同然の状態になる。この力を得た黒幕が本作の最終ボスとなる。
ゼーブル・ファーがボスとして登場したり、「フィーグ雪原」というフィーグムンドを連想させる地名が登場すると言った要素がある。作中にステージとして登場したルシェイメアも神獣が異界に堕ちた姿とされている。
今作におけるゼーブル・ファーは人魂のような姿で、『3』での道化師風の顔に似た石像に憑依して攻撃してくる。
マナの王に従える「凶獣」と呼ばれる神獣の昔の姿が登場する。聖剣の力で4体の凶獣から8体の神獣が誕生した。
神獣たちと直に出会うイベントも存在するが、全員が同様の口調になっており個性はとても薄い。
聖剣伝説DS CHILDREN of MANAの10年前の話。貝がら海岸には千年前に石化した8体の神獣と思しき岩が海岸に横たわっている。
ゼーブル・ファー除く神獣を召喚することができる。敵として登場する神獣もいるが数は少ない。
かつてクィ・ディールがファ・ディールと呼ばれていた時代、マナの循環がされている5つの世界の内の神界に属する存在だったが、人間界の人間達がマナの独占を目論んだ結果、以下の神獣達が暴走して人間界を滅ぼすべく侵攻を開始。その結果、ファ・ディールの5つの世界が融合してマナの循環が止まったクィ・ディールへ変貌。神獣の侵攻を阻止するため、マナの女神はディロフォロスに聖剣と8つの精霊器を与え、ディロフォロスは神獣の封印に成功するが、突如マナの女神へ反旗を翻したため封印される。その後、オーリンを利用して封印から解放されたディロフォロスは、神獣と共に封印された自身の力を取り戻すべく神獣の封印を解放した。
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