砂倉 そーいち(さくら そーいち、1962年(昭和37年)5月18日[1] - )は、日本の漫画家、CGイラストレーター。男性。
中央大学漫画研究会で赤松健の先輩にあたる[2]。かつては、藤島康介とともに江川達也のアシスタントを務めていた[3]。1985年(昭和60年)、『月刊コミコミ』(白泉社)に掲載された『失楽園の天使たち』でデビュー[1]。その後は白泉社や富士見書房での活動を中心に、少年・青年・成人向け漫画を執筆する。また、CGイラストの企画グループ『スタジオ68K』の代表でもあり、CGイラストレーターとしての活動もしていた[4]。
2000年代に入った頃からは、腱鞘炎で絵を描くことができず文筆やゲームの企画で活動しており[5]、漫画作品は『コミコミ2000』に掲載された『FF2000』以来、存在しないと思われる。現在[いつ?]の活動状況は不明。
連載漫画
- Vamp召しませ(「アクションカメラ」ワニマガジン社)
- マーシー MARCY(「コンプティーク」1988年5月号 - 1989年4月号、角川書店)
- DECODERII(「Jack pot」リイド社)
- チャットしましょ(「COMICクラフト」1号 - 5号、1990年8月 - 1991年1月、白夜書房。その後、「エリアルコミック」1991年9月 - 1992年8月、朝日ソノラマ)
- XXX…(キス)(「COMICバクダン」1号 - 4号[6]、1994年11月 - 1995年2月、ぶんか社)
読み切り漫画
- 失楽園の天使たち(「月刊コミコミ」白泉社、1985年9月号)
- SAND PIT(「月刊コミコミ」白泉社)
- LOVING EATER(「メルティ・レモン」2号、白泉社、1985年8月)
- トリック・オブ・ザ・テイル(「メルティ・レモン」3号、白泉社、1985年10月)
- スクール・デイズ(「メルティ・レモン」4号、白泉社、1985年12月)
- 対魔行綺談恋膝栗毛(「メルティ・レモン」5号、白泉社、1986年3月)
- シルキー・ナイト(「月刊コミコミ」白泉社、1986年1月号)
- トライアングルtoday(「月刊コミコミ」白泉社、1986年6月号)
- サマーバケーション'95(「月刊コミコミ」白泉社、1986年10月号)
- スカルプ・トーク(「コミックライジン」1号、ワニマガジン社、1993年5月)
単行本
- ファンタスティックファニーズ vol.1(白夜書房、1987年9月)
- 「FANTASTIC FUNNIES」「エスケープ・フロム・ワン」「トリック・オブ・ザ・テイル」「シルキー・ナイト」「トライアングルtoday」収録。
- Vamp召しませ 1(富士見書房、1989年10月)
- Vamp召しませ 2(富士見書房、1991年2月)
- チャットしましょ(富士見書房、1992年12月)
- マーシー 1 (富士見書房、1994年3月)
- デコーダーII(ホビージャパン、1995年9月)
- マーシー 上巻(ホビージャパン、1996年1月)
- マーシー 下巻(ホビージャパン、1996年2月、「XXX…(キス)」収録)
- Vamp召しませ 1 <完全版>(角川書店、1997年7月)
- Vamp召しませ 2 <完全版>(角川書店、1997年7月)
イラスト
- アーク島年代記(全6巻、作:ジョナサン・ワイリー、訳:信太晴明、松澱典子、角川書店、1990年 - 1991年)※ カバー・本文イラストを担当。[7]
同人誌
- 他の執筆者に明日香景介らがいる。
- グループ名は『スタジオZ-AGNAM』。他の執筆者に八神佳、浅井直樹、明日香景介、佐山義則らがいる。
- SILLY BIKE LIFE STAND BY ME Neutral
- グループ名は『錬金術(アルケミア)』。他の執筆者に明日香景介、真鍋譲治らがいる。
- グループ名は『KAORU』。他の執筆者に森下薫、小野敏洋らがいる。
- 『コミコミ復活委員会』によって発行された『月刊コミコミ』の復刻版と言える同人誌で、砂倉は『FF2000』の執筆で参加している。
その他
- 原作を担当。画:相沢早苗(「COMICクラフト」1990年8月 - 1991年6月、白夜書房)
- イメージアルバム、ドラマCD。出演:かないみか。日本クラウンより1991年10月発売。
- 作詞を担当。歌:ならはしみき。CDアルバム『場外乱闘 漫画家超歌唱大全集』(1992年)に収録。
- ドラマCD。原案&イラストが、砂倉そ~いち&間遠未来[8]。1995年9月発売。
なお「アーク島年代記2」のイラストは違う人である。