田島 節夫(たじま さだお、1925年3月14日[1] - 2007年10月15日)は、日本の哲学者。東京都立大学名誉教授。
ベルクソン以後のフランス哲学のほか、フッサールなど、実存主義、構造主義、現象学、記号論などの研究で知られる。
東京大学文学部哲学科を卒業。旧東京都立大学教授を務めた。のち名誉教授。
2007年、肺癌のため死去。
- 『実存主義と現代』(現代思潮社) 1962
- 『構造主義と弁証法』(せりか書房) 1968
- 『言語と世界 現象学から構造の哲学へ』(勁草書房) 1973
- 『フッサール』(講談社、人類の知的遺産58) 1981、のち講談社学術文庫 1996
- 『言語と世界 現象学から構造の哲学へ』(勁草書房) 1983
- 『現象学と記号論』(世界書院) 1988
共編著
- 『実存主義』(鈴木亨、青木書店) 1957
- 『現代哲学入門』(山崎正一共編、有斐閣) 1963
- 『哲学研究案内 現代の哲学と諸科学』(山崎正一共編、有斐閣) 1964
- 『講座・現代の哲学』1 - 5(共編、弘文堂) 1977 - 1978
- 『西洋哲学の展開』(国嶋一則編、公論社) 1993
- 『思想の鍵 哲学と倫理の課題』(共著、勁草書房) 1995
- 『実存主義』(ポール・フールキエ、矢内原伊作共訳、白水社、文庫クセジュ) 1952
- 『アラン著作集 第8巻 わが思索のあと』(白水社) 1960
- 『ベルグソン全集 第2 物質と記憶』(白水社) 1965
- 『現代フランスの哲学 実存主義・現象学・構造主義』(ピェール・トロティニョン、白水社、文庫クセジュ) 1969
- 『認識論』(ロベール・ブランシェ、二瓶孝次共訳、白水社、文庫クセジュ) 1973
- 『今日のフランス思想』(エドゥアール・モロ=シール、軍司敏共訳、白水社) 1974
- 『構造主義』(ルイ・ミレ, M・ヴァラン・ダンヴェル、監訳、青土社) 1974
- 『レヴィ=ストロース』(ピエール・クレサン、監訳、青土社) 1974
- 『シャトレ哲学史 人間科学と哲学』(監訳、白水社) 1975
- 『幾何学の起源』(E・フッサール、矢島忠夫, 鈴木修一訳、青土社) 1976
- 『親族の基本構造』(クロード・レヴィ=ストロース、馬淵東一共監訳、番町書房) 1977 - 1978
『現代物故者事典2006~2008』(日外アソシエーツ、2009p.389