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LPSA所属の女流棋士 ウィキペディアから
田中 沙紀(たなか さき、1994年11月18日[1] - )は、将棋の女流棋士。石川県金沢市出身[1]。大野八一雄七段門下[2][3][注釈 1]。金沢星稜大学女子短期大学部卒業[1]。
小学4年の時に、叔父の勧めで将棋を始めた[1]。将棋を始めて8年となる2012年、第5回女子アマ王位戦に出場し全国6位の成績を収める[4]。
アマチュア時代は女流王座戦と相性が良く、第5期(2015年)、第7期、第8期でアマ西日本大会を勝ち抜き一次予選に出場[5][6][7]。第6期もアマ西日本大会決勝まで勝ち抜いた(決勝で自身と同じく鈴木英春に師事している野原未蘭に逆転負けした[8]。)。マイナビ女子オープンは第11期(2017年)にチャレンジマッチを勝ち抜き一斉予選に出場[9]。
2014年5月、関西研修会に入会[1]すると、4年を経て2018年5月にC1に昇級し女流3級の資格を取得。女流棋士資格申請を行い、2018年6月1日付で女流3級となった[1]。
同年冬の第47期女流名人戦予選で準決勝まで勝ち進み、正式のプロ入り(女流2級)となる予選決勝進出に迫るも、準決勝で伊奈川愛菓に敗れ、昇級を逃した[10]。その後も勝ち星が積み重ならず、女流3級資格の期限となる2020年5月31日までに規定の成績を挙げることが出来なかった。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の流行で2020年4月に日本政府が緊急事態宣言を発令したことに伴い、女流2級への昇級条件にも懸かる女流棋戦の一つ「YAMADA女流チャレンジ杯」の棋戦開催延期[11]をはじめ、棋戦運営の進行が遅延している状況を日本将棋連盟も考慮し、田中の女流3級資格を延長する判断が下された[12]。女流3級資格は「次に抽選を行う1棋戦まで延長(注:第32期女流王位戦)」されることになり、田中の女流2級昇級には、5月31日時点で勝ち残っている第10期女流王座戦での二次予選通過・本戦トーナメント進出か、もしくは第32期女流王位戦での予選決勝進出か、いずれかの条件を満たすことが必要であった。しかし、勝てばプロ入りとなる女流王座戦の二次予選で水町みゆに敗れ[13]、さらに2020年8月25日、ラストチャンスであった第32期女流王位戦の予選1回戦で宮宗紫野にも敗れ[14]、指定期間内の女流2級昇級が不可能となり、女流3級資格取り消しになる事が確定した。女流3級としての2年余りの女流公式棋戦での成績は10勝18敗であった[15]。
2020年11月より研修会(東海研修会)へ復帰し、再び女流2級を目指す事になった[16]。規定の改定により既に女流3級は廃止されているため、年齢制限(満27歳未満[17])までにB2へ昇級すれば、申請が承認された翌月1日付で女流2級になれる状況であった[17]。そして年齢制限が迫っていた2021年8月8日、B2へ昇級し女流2級となる資格を得た[3]。
その間もアマチュア棋戦には参加しており、2020年12月20日、第13回女子アマ王位戦で優勝[18][19]。2021年8月には第15回白瀧あゆみ杯争奪戦アマチュア予選に出場し、勝ち抜いてアマチュア代表となった[20][21]。
2021年9月1日付で日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の女流2級となった[16][22]。
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