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瑞兆として姿を現す動物 ウィキペディアから
瑞獣(ずいじゅう)とは、古代中国でこの世の動物達の長だと考えられた特別な4つの霊獣に代表される、瑞兆として姿を現すとされる何らかの特異な特徴を持つ動物のこと。
この世には魚のように鱗を持つ鱗虫[1]、鳥のように羽を持つ羽虫、獣類のように毛をもつ毛虫、甲殻類のように固い殻や甲羅をもつ甲虫がそれぞれ360種類いるとされたが、これらそれぞれの軍団の長が前述の瑞獣である。
優れた王者の時代に出現するとされ、さらには王者の裁判が公正に行われる時代に出現する特別な瑞獣もいるといわれる。
瑞獣の「瑞」の字は中国では「吉祥」、「めでたい」という意味を表し、瑞獣は吉祥獣と呼ばれることもある。また、四霊に位置づけられる応竜、鳳凰、麒麟、霊亀を四大瑞獣と呼ぶ場合がある。
瑞獣はあくまで「めでたい動物」という意味なので、伝説上の動物でなくてもかまわない。中国の吉祥獣は書道や絵、彫刻の中でよく見られる。
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