物初大観
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物初大観(もっしょ たいかん)は、南宋後期に活動した臨済宗大慧派の禅傑である。大慧下4世。
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生涯
慶元府鄞県横渓で誕生した。俗姓は陸氏。道場山の北海悟心に就いて出家し、北礀居簡の法を嗣いだ。淳祐元年(1241年)に臨安府法相禅院に住したのを初めとして、安吉州顕慈禅寺、紹興府象田興教禅院、慶元府智門禅院、大慈山教忠報国禅寺、阿育王山鄮峰広利禅寺に歴住して大慧派の宗風を広めた。咸淳4年6月17日(1268年7月28日)示寂。語録に物初和尚語録があり、文集として物初賸語が編まれた。法嗣に晦機元煕がいる。
参考文献
- 禅学大辞典編纂所 編 『新版 禅学大辞典』p.788 1985年
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