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『燃える仏像人間』(もえるぶつぞうにんげん)は、2013年5月18日に公開されたアニメーション映画である。映像表現で劇メーション[注 1]という手法が用いられている。監督は本作がデビュー作である宇治茶(うじちゃ)。
京都嵯峨芸術大学で教鞭をとる安斎レオが、宇治茶の制作する劇メーションに注目し、長編映画の製作を持ちかけたことが製作のきっかけとなった[1]。劇メーションは過去にテレビアニメ『妖怪伝 猫目小僧』で用いられているが、その後に長編の映像が作られることはなかった。
2010年に「Moe-butsu」というタイトルで企画が始動した。当初は実写作品として考えられていたが、安斎の提案で宇治茶の劇メーションで作られることが決まった。2012年公開を目指して製作が始動したが、宇治茶による作画時間が予想より膨大になったため、製作は遅れて2013年の公開となった。
仏像盗難事件が多発する京都。主人公の紅子は両親を何者かに惨殺され、身寄りのない彼女は両親の知人である円汁の寺に住み込むことになる。円汁は仏像と人間の融合を研究しており、いろんな事件の黒幕的存在だった。すべてを知った紅子は、両親のカタキを討つために自ら仏像と融合し、円汁と戦うのだった。
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