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高知県土佐市にある寺院、四国八十八箇所霊場の第三十五番札所 ウィキペディアから
清瀧寺(きよたきじ)は、高知県土佐市にある真言宗豊山派の寺院。醫王山(いおうざん)、鏡池院(きょうちいん)と号す。本尊は薬師如来。四国八十八箇所第三十五番札所。
清滝山(標高378 m)の中腹の標高130 m辺りにあり、麓より境内までの車道の幅員が狭く車遍路の難所であるが、それゆえ境内から南側への展望が良い。
寺伝によれば養老7年(723年)行基が本尊薬師如来を刻み、寺を開創し、景山密院繹木寺(けいさんみついんたくもくじ)と称したという。その後空海(弘法大師)が巡錫、五穀豊穣を祈願して山中で一七日(7日間)の修法を行い、満願の日に金剛杖で前の壇を突くと清水が湧き出て鏡のような池になったことから醫王山鏡池院清瀧寺と改めたという。
平城天皇の第3皇子である高岳親王は薬子の変に連座したことから仏門に入り空海の弟子となり真如と名乗った。貞観3年(861年)に本寺に来錫し逆修塔(生前墓)を建てた。
寛文8年(1668年)本堂が全焼する火災があり、その後、再建される。その際、火災防止のため金毘羅を勧請し、現在の琴平神社本殿は天保2年(1831年)再建されたもの。
江戸時代は繁栄したが、明治4年(1871年)廃寺となり、同13年(1880年)再興された。
山門の先にも石段が続き境内に至る。参道の右に赤い消防車、さらに庭園があって中に鐘楼が、その奥に客殿・納経所がある。正面先の右手に手水場、左には大きな厄よけ薬師如来像が立ち。さらに石段を上ると本堂が建っている。本堂右手には子安地蔵尊、琴平社祠、裏手には瀧と池があって水子地蔵尊が祀られている。本堂左の回廊続きに大師堂があり、その左に地蔵堂、観音堂が、大師堂の石段を下ると両脇に観音像、修行大師像があり、この南西に高岳親王逆修塔のある入らずの山がある。
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