清水 啓典(しみず よしのり、1948年 - )は日本の経済学者。
一橋大学時代は宮澤健一に、シカゴ大学時代はミルトン・フリードマンに師事。日本に帰国後は一橋大学に勤務。同大学商学部長、副学長などを歴任。2004年からは、日本金融学会会長も務めた。専門分野は経済理論、財政学・金融論。
清水ゼミ出身者に国定勇人衆議院議員[1]、小西大(一橋大学)、佐々木百合(明治学院大学)、長田健(埼玉大学)など。シカゴ大学時代の同級生に野村ホールディングス会長などを務めた氏家純一がいる。
コロンビア大学教授伊藤隆敏、一橋大学教授林文夫、東京大学教授伊藤元重らとともに日本の金融システム再建のための緊急提言を行うなど、様々な提言を行っている。
経歴
- 1948年 広島県尾道市生まれ[2]
- 1970年 一橋大学商学部卒業
- 1974年 一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了(宮澤健一に師事)[3]
- 1977年 一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学(途中 シカゴ大学に留学しミルトン・フリードマンに師事)
- 1977年 一橋大学商学部専任講師
- 1981年 一橋大学商学部助教授
- 1986年 シカゴ大学 経済学部客員研究員
- 1989年 一橋大学商学部教授
- 1996年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員
- 1996年 ハーバード大学経済学部客員研究員
- 2000年 シカゴ大学ビジネススクール客員研究員
- 2000年 一橋大学商学部長・商学研究科長
- 2003年 一橋大学副学長
- 2011年 一橋大学定年退職、一橋大学大学院商学研究科特任教授、一橋大学名誉教授
- 2012年 日清紡ホールディングス取締役、東京センチュリーリース取締役
著書
自著
- 「マクロ経済学の進歩と金融政策」(有斐閣・1997年)
共著
- 「現代日本の金融政策」(東洋経済新報社・1992年)(共著)
- 「日本の金融経済」(有斐閣・1995年)(共著)
- 「日本の金融危機~米国の経験と日本への教訓」(東洋経済新報社・2001年)(監訳・著)
脚注
出典
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