消耗品費

ウィキペディアから

消耗品費(しょうもうひんひ,supplies expenses)は、簿記勘定科目の一つ。費用に区分される。

概要

使っていくうちに消耗したり価値がなくなっていく物で、1個又は1組の金額が10万円未満または使用可能期間が1年未満の少額減価償却資産の購入を計上する勘定科目。 製造業においては、販売費及び一般管理費に区分される事務用消耗品費と、製造経費、間接材料費に区分される工場消耗品費に分けて計上する。

  • 事務用消耗品費
    • 文具、名刺、備品、器具、雑貨、コピー用紙、のり、消しゴム、伝票類、CD、電卓、包装用紙、時計、蛍光灯、作業服
  • 工場消耗品費
    • 手袋、タオル、ドライバー、ブラシ、グリス、潤滑油、工具、作業用机、作業用椅子、道具箱、運搬台車、作業用手袋、電流計

「事務消耗費」と「消耗工具備品費」に分けて、椅子、机、棚、ロッカー、時計、テープレコーダー、掃除機などは後者に計上する運用もできる。

未使用の消耗品は期末に「貯蔵品」勘定に振り替える。ただし、少額の物については、振り替えずに費用計上してもかまわない。

仕訳例

文房具を2,200円(内消費税200円)で現金購入した。

(税込方式)

さらに見る 借方, 貸方 ...
借方貸方
消耗品費   2,200現金     2,200
閉じる

(税抜方式)

さらに見る 借方, 貸方 ...
借方貸方
消耗品費   2,000現金     2,200
仮払消費税等 200
閉じる

期中で消耗品費としたもののうち未使用分20万円を、決算整理で「貯蔵品」として資産計上する

さらに見る 借方, 貸方 ...
借方貸方
貯蔵品   200,000消耗品費 200,000
閉じる

関連項目

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.