沼影市民プール
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旧浦和市時代に、「海のない浦和市にプールがあれば…」、という市民の要望が強く、それに応えるため1971年(昭和46年)7月に最初の浦和市営プールとして「浦和市営沼影市民プール」が完成した。そして、さいたま市成立とともにさいたま市営沼影市民プールとなった。現在のさいたま市域の市営プールの中では最古のプールでもある。50メートルプールや子供プール、全長約100メートルのスライダーなどが設けられた[2]。
1990年(平成2年)12月からは50mプールを利用してアイススケート場が開設されている。冬季に1,800平方メートルのリンクとして開放されている。『南区魅力発見かるた』の「な」の読み札・絵札にもなった。
1981年(昭和56年)4月には屋内プールが開設された。25mの短水路、6レーン幅の日本水泳連盟公認競泳プールで、通年利用が可能である。プール以外にも、卓球場、カルチャー教室(小学生向けの教室もあり)を設置して、周辺の市民が利用している。
2028年度までに、沼影小学校と浦和大里小学校に内谷中学校の3校を統合再編して設置される「武蔵浦和学園義務教育学校(仮称)」の後期課程(小学5年から中学3年にあたる義務5年から義務9年まで)の校舎を当地に設置することになった。
具体的には、当プール(沼影公園)の用地と隣接する沼影小学校の敷地を活用して義務教育学校の校舎とスポーツ施設を設置することになっている[1]。
屋外プールは2023年(令和5年)8月31日に夏季の営業を終了し、プールとしては最後の営業となった[2]。50メートルプールは冬季はアイススケート場となるが、2023年度が最後の営業で、2024年(令和6年)2月12日で営業を終了した[2]。これに先立ち、「ありがとうイベント」が2月10日に開催され、 入場を無料としたことで多くの利用者が詰め掛けて別れを惜しんだ。
屋内プールも2025年(令和7年)6月までとなる[1]。その後、屋外プールは2024年4月頃から、屋内プールは2025年秋頃に解体される予定である[2]。
新設校は2028年度(令和10年度)の開校を予定している[1]。また、新たなスポーツ施設はプール併設型の体育館を想定しており、2029年度(令和11年度)の着工を予定している[1]。また、さいたま市は2023年11月に策定した「さいたま市レジャープールのあり方方針」で、当プールの代替施設の整備に関して「旧浦和市域内に優先的に検討する」としている。これについて、さいたま市議会2024年6月定例会で、「千葉ロッテマリーンズの2軍の移転で余剰地となるロッテ浦和球場が所在するロッテ浦和工場の敷地を借用して代替施設を設置すべき」と言う質問があったが、「ロッテから、『工場敷地の貸し出しは現時点では考えていない』との返答があった」と言う答弁であった。また、「代替施設にアイススケート場の機能を設けよ」と言う質問には、「導入の可否については検討していくが、その際には市民の声を聞くような機会を設けながら進めていきたい」とやや否定的な答弁となった。
なお、「さいたま市レジャープールのあり方方針」では、当プール以外のさいたま市が所有・運営するレジャープールの今後についても言及しており、原山市民プールはリニューアルして存続か廃止して親水公園化のどちらか、下落合プールは屋外プールは廃止、屋内プールは与野体育館を移転させる形で建設が予定されている与野中央公園の次世代型スポーツ施設に併設、三橋プールは廃止して親水公園化(三橋総合公園の屋内プールが実質的に代替しているため)、大和田公園プールはリニューアルして存続するとしている。それ以外の屋内プールを設置している施設(さいたま市記念総合体育館、三橋総合公園、岩槻本丸公民館)に関しては、現時点では存続とする模様である。
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