Loading AI tools
ウィキペディアから
池田の猪買い(いけだのししかい)は上方落語の演目で、北の旅噺の一つ。初代露の五郎兵衛作「露休置土産 巻四」(1707)の「野猪の蘇生」が原話。初代桂春團治、二代目三遊亭百生、三代目桂米朝、二代目桂枝雀、二代目桂ざこば、三代目笑福亭仁鶴、桂文珍など多くの演者がいる。
この節の加筆が望まれています。 |
ある日、冷え気(淋病のこと)に悩む男が、丼池(どぶいけ)の甚兵衛に相談に来る。「それなら猪(しし)の肉がええ。しかし取れたての肉でないといけない。心安うしていて大阪でも知られている猪撃ちの名人、池田の狩人・六太夫とこ行っといで、紹介状書いてやるさかい」と、親切に行く道まで教えてもらう。しかし、男は、物覚えが悪く、行く先々で道を尋ね、産婆を迎えに行った男や農民を閉口させながらも、どうにか池田まで辿り着く。
狩人六太夫の家を訪ねた男は、一昨日仕留めたばかりという猪肉を勧められるが、「素人では一昨日の猪か一昨年の猪か分からないので、目の前で猪を撃って欲しい」と頼み込む。六太夫は渋ったが、男の「雪がちらちらする、今日のような日は猟が立つ」とのせりふに折れ、猟犬と男を連れて山に行く。犬が追い立てたつがいの猪を発見し、狙いを定める六太夫に男は横から、「わあ、さぞ猪の肉うまいやろなあ」「オスとメスどちらがうまいか」「帰ったら食わせて」「米炊いてんか」「酒あるか」などと、くだらないことを質問する。しまいには狙い通り撃って倒した猪を、「この猪は新しいか」と聞く始末。頭に来た六太夫、猪を鉄砲の台尻でぶったたく。猪は、鉄砲の音と至近弾で目を廻していただけであったため、そのはずみで目を覚まして逃げていく。「どうじゃ、客人。あの通り新しい」
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.