水天宮平沼神社
横浜市西区の神社 ウィキペディアから
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水天宮平沼神社(すいてんぐうひらぬまじんじゃ)は、神奈川県横浜市西区平沼にある神社である。旧社格は村社。旧平沼新田鎮守。横浜駅東口周辺の氏神である。
安徳天皇は水天宮の神で、安産と水の神とされるが、特に大正12年(1923年)の関東大震災で崩壊を見なかっただけでなく、近隣で発した火災でも類焼を免れた事と、昭和20年(1945年)5月29日の横浜大空襲で横浜市内が焦土と化した中で、鎮座地の一角だけは焼け落ちなかった事から、火難除けとして崇められている。
江戸時代後期の天保10年(1839年)、平沼九兵衛(5代目)が祀ったのに始まるとされる。
社伝によれば、当時の平沼一帯は塩田であり、塩田作業中の村人が入江に流れついた祠を見つけ、これを沖へ返そうとする度に岸に戻ってくるので、平沼九兵衛にその事を伝えると、九兵衛が守護神の無いこの地に祀れとの啓示であろうと、岸に上げて平沼新田の守護神として祀るようになったといい、また祠の中に筑後久留米の水天宮の神札が祀られていたため、「水天宮」と称して、安産と水の神として広く崇敬されたという。
当初は現在の横浜市西区西平沼町を流れる帷子川(今井川)に架かる元平沼橋付近に鎮座していたが、その後の発展とともに鎮座地を何度か転じ、現在地への遷座は文久3年(1863年)である。明治政府の社格制度により、平沼の村社として正式名称を「平沼神社」と改称し、大正2年(1913年)に本殿の前に拝殿を新築、現在の社殿構成となった。
なお社名は、初めが「水天宮」であったため、明治の改正により「平沼神社」と改称した後も横浜の水天宮として崇敬され、横浜市の公開する戦前・戦後の市内地図にも「水天宮」と表記され、現在でも氏子・崇敬者からは「水天宮平沼神社」と称されている。
境内に平沼稲荷神社、稲荷神社、竈三柱神社、平沼天満宮がある。
神奈川県横浜市西区平沼2-8-20
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