母に捧げるバラード
1973年の海援隊のシングル ウィキペディアから
「母に捧げるバラード」(ははにささげるバラード)は、日本のフォークバンド・海援隊のインディーズ2作目及びメジャー5作目(通算10作目)、メジャー22作目(通算27作目)のシングル。
インディーズ盤
概要
- 前作「恋挽歌」から約4か月ぶりのシングルで、A面はアルバム『望郷篇』に収録されていたものとはアレンジが異なり、シングル用に新たに録音されている。
- 今作で翌年の『第16回日本レコード大賞』で企画賞を受賞し、同じく翌年の『第25回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。
- オリコンチャート最高位10位を獲得。自身初のトップ10入りを果たした。
- 2007年に発売されたエレックシングルボックスでは母にささげるバラードもアルバム音源が収録されている。
収録曲
メジャー盤
概要
収録曲
メジャー再発盤
概要
- 前作「ライスカレー」から1年3か月ぶりのシングル。
収録曲
収録アルバム
- 望郷篇 (#2)
- 12の風景 (#2)
- 航海誌 (#1,2)
- 海援隊EPILOGUE (#2)
- 海援隊 全曲集 (#2)
- 海援隊 (#1,2)
- 海援隊/贈る言葉 (#1,2)
- 全曲集 (#1,2)
- BEST〜エレック・イヤーズ〜 (#1,2)
- 海援隊 全曲集 (#1,2)[注 1]
- ベストアルバム (#1,2)
エピソード
1974年にジャーナリストの竹中労が、鈴木清順監督に映画が撮れるようと東映に橋渡しし[2]、鈴木の映画復帰作として東映で映画化を予定されたことがある[2][3][4][5][6][7][8]。内容は吉原のソープランドが舞台で[3]、偏屈な江戸っ子が主人公と[3]、曲のイメージとはかけ離れているが、脚本は佐々木守と東映の内藤誠の共作[3][4]、主演は岡田裕介で、武田鉄矢の出演も予定し[6][8]、製作も発表されていた[5]。ところが岡田裕介が脚本を読み、自宅で父の岡田茂東映社長に「こんなホンで東映はよく映画を作っているね」と言ったら、岡田茂もホンを読み「確かに酷い」と認め、岡田茂は翌朝、出社するなり社内で怒鳴り散らし、本作の企画を出したプロデューサーをクビにし企画も潰した[6][8]。武田の俳優デビューももう少し後になった[5]。
脚注
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