EPCRチャレンジカップ
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EPCRチャレンジカップ(EPCR Challenge Cup)は、ヨーロッパおよび南アフリカ共和国から18のクラブチームが参加する、ラグビーユニオンの国際大会である。ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの下部大会となる。EPCRとは、運営組織「ヨーロピアン・プロフェッショナル・クラブ・ラグビー(European Professional Club Rugby)」の略。直近2024-25大会は、2024年12月7日から2025年5月23日まで開催。
概略
上位大会「ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ」への出場ができなかったチームにより行われる。
対戦概要
開催年により対戦方式が異なるため、ここでは直近2024-25大会の対戦概要を述べる。
- プールステージ:2024年12月6日 - 2025年1月19日
- ノックアウトステージ:2025年4月4日 - 5月23日
プールステージ
前シーズンの3つのリーグからと、推薦によって、計18チームが出場する。プール戦により、12チームがノックアウトステージへ進出。
- 前シーズンのイングランド最高峰リーグ「プレミアシップ・ラグビー」下位2チーム。
- 前シーズンのフランス最高峰「フランス選手権トップ14」下位6チーム。
- 前シーズンの「ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ」下位8チーム。ウェールズ・スコットランド・アイルランド・イタリア・南アフリカ共和国によって構成されている大会。
- 推薦2チーム。
ノックアウトステージ
以下の16チームによるトーナメント戦を行う。
- プールステージから上がった12チーム。
- 当年の上位大会「ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ」でノックアウトステージ進出を逃した4チーム。
出場チーム
2024-25大会の出場チームは以下のとおり。
イングランド | フランス | アイルランド・スコットランド・ ウェールズ・イタリア・ 南アフリカ共和国 |
推薦枠 2チーム |
当年2024-25上位大会で プールステージ進出を 逃した4チーム | |||
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前年2023-24プレミアシップ・ラグビー 2チーム |
前年2023-24フランス選手権トップ14 6チーム |
前年2023-24ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ 8チーム | |||||
9位 | ![]() |
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8位 | ![]() |
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10位 | ![]() |
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前年14位の![]() |
歴史
1995年のラグビーユニオンのオープン化(プロ化)にともない、ヨーロッパのプロクラブチーム大会「ハイネケンカップ(Heineken Cup)」が開催された[1][2]。
1996年(1996-97シーズン)に、ハイネケンカップの下位大会として「ヨーロピアン・チャレンジカップ(European Challenge Cup)」が設けられ、これを起源とする。第1回大会は24チームが出場した。最初の2シーズンは「ヨーロピアン・カンファレンス(European Conference)」とも呼ばれた[3]。
第2回大会(1997-98シーズン)には32チームが出場[4]。
1998-99シーズンから3シーズンは「ヨーロピアン・シールド(European Shield)」とも呼ばれた[3]。
2001-02シーズンから4シーズンにわたり、筆記具ブランドのパーカーが大会スポンサーになり、ヨーロピアン・チャレンジカップは「パーカー・ペン・シールド(Parker Pen Shield)」とも呼ばれるようになる[5][6]。
2009–10シーズンから5シーズンにわたり、保険会社アムリンが冠スポンサーとなり「アムリン・チャレンジカップ(Amlin Challenge Cup)」とも呼ばれる[7]。
上位大会(ハイネケンカップ)と共に、運営はヨーロッパ・ラグビー・カップ(European Rugby Cup、ERC)が行っていた[2]。しかし、トーナメント形式と収益分配のに関する意見の相違により、2014年にイングランドとフランスが脱退し、ヨーロピアン・プロフェッショナル・クラブ・ラグビー(European Professional Club Rugby、略称:EPCR)を創設[8][9]。
204-15シーズンから、ERCに代わりEPCRが運営を行い、現在に至る[8][9]。
2021-22シーズンから、大会名がヨーロピアン・チャレンジカップから「EPCRチャレンジカップ(EPCR Challenge Cup)」へ変更された[10]。
2021年限りで南アフリカ共和国のクラブチームがスーパーラグビーから撤退したのを機に、2022-23シーズンから南アフリカ共和国のチームが参入[11]。
歴代決勝戦結果
脚注
関連項目
外部リンク
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