樺山 三英(かばやま みつひで、1977年10月17日[1] - )は、日本の小説家、SF作家。東京都生まれ。
学習院大学文学部卒業。父は歴史学者の樺山紘一。
『ジャン=ジャックの自意識の場合』で、第8回日本SF新人賞を受賞し、2007年デビューした。既存の古典文学を本歌取りしつつ、独自の広がりを加える作風で知られる。2010年、『ハムレット・シンドローム』で、第8回センス・オブ・ジェンダー賞・話題賞を受賞した。
雑誌等寄稿
- 小説
- 跋 (『SF Japan』 2007年春号、徳間書店)
- セルゲイ・Pの思い出 (『SF Japan』2008年春号、徳間書店)
- ONE PIECES (『SF Japan』2008年冬号、徳間書店)
- 庭、庭師、徒弟 (『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション 6』 大森望編 河出文庫、2011年11月 所収)
- 無政府主義者の帰還(第1回) (『S-Fマガジン』 2013年2月号、早川書房)
- 無政府主義者の帰還(第2回) (『S-Fマガジン』 2013年3月号、早川書房)
- 無政府主義者の帰還(最終回) (『S-Fマガジン』 2013年4月号、早川書房)
- セヴンティ (『季刊メタポゾン』 第10号(2013年暮秋) 2013年12月、メタポゾン) (大江健三郎『セヴンティーン』を下敷き)
- D坂再訪(『ユリイカ』2015年8月号 7月27日、青土社)
- あるゾンビ報告(『人工知能の見る夢は AIショートショート集』 人工知能学会編 文春文庫、2017年5月 所収)
- 団地妻B(『すばる』2018年4月号、集英社)
- post script(『ナイトランド・クォータリー vol.20』アトリエサード、2020年4月)
- エッセイ・対談等
- マイ・スタンダードSF (『S-Fマガジン』 2011年9月号、早川書房)
- Talk Session 歴史と自我の狭間で : 『ゴースト・オブ・ユートピア』とSFの源流 (『S-Fマガジン』 2012年8月号、早川書房) - 岡和田晃との対談。
- 【対談】私市保彦×樺山三英 (『ユリイカ』2014年9月号・特集=サド -没後二〇〇年・欲望の革命史- 2014年8月27日、青土社)
- The horror! The horror!(『ユリイカ』2017年11月号・特集=スティーヴン・キング ―ホラーの帝王― 2017年10月27日、青土社)
- エキゾティックな郊外? (『小説トリッパー』2018年秋号 2018年9月18日、朝日新聞出版)
- アトラスの双貌 (『ユリイカ』2020年6月号・特集=地図の世界 2020年5月28日、青土社)
『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.447