梨のつぶて
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『梨のつぶて』(なしのつぶて)は、丸谷才一が最初に著した評論集。
内容
要約
視点
Ⅰ 文明
Ⅱ 日本
タイトル | 初出 | 備考 |
---|---|---|
舟のかよひ路 | 『文芸読本 源氏物語』(1962年9月) | |
家隆伝説 | 『風景』1965年10月号 | |
吉野山はいづくぞ | 『展望』1965年3月号 | |
鬼貫 | 『ユリイカ』1959年1月号 | |
空想家と小説 | 『文藝』1963年1月号 | 『丸谷才一批評集 第4巻 近代小説のために』(文藝春秋、1996年4月)に収録された。 |
菊池寛の亡霊が | 『秩序』第9号(1961年7月) | 『丸谷才一批評集 第4巻 近代小説のために』(前掲)に収録された。 |
梶井基次郎についての覚え書 | 『近代文学鑑賞講座』第18巻(1959年12月) | 『丸谷才一批評集 第4巻 近代小説のために』(前掲)に収録された。 |
小説とユーモア | 『東京新聞』1960年9月12日、13日、15日 |
Ⅲ 西欧
- 「未来の日本語のために」では、『マタイによる福音書』第6章26節から31節までの文語訳(大正6年)と口語訳(昭和29年)を全文引用して論じている。後者について丸谷は、「イエスの口から断じて出るはずがない、平板で力点がなくて、たるみにたるんでいる駄文」「世界の文明国のなかで、新教徒が、これほど馬鹿ばかしい文体で書かれた聖書を読まされている国が、そういくつもあるとはぼくには思えない」[1]と評した。
脚注
関連項目
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