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桜井弓張皇女(さくらいのゆみはりのひめみこ、生没年不詳)は、古墳時代末期から飛鳥時代にかけての皇族。『古事記』では桜井玄王(さくらいのゆみはりのおおきみ)と表記されている[1]。押坂彦人大兄皇子の妃。父は第30代敏達天皇、母は推古天皇。同母姉には菟道貝蛸皇女(聖徳太子妃)・小墾田皇女(押坂彦人大兄皇子妃)・鸕鶿守皇女(うもりのひめみこ)・田眼皇女(舒明天皇妃)、同母兄に竹田皇子・尾張皇子(聖徳太子の妃橘大郎女の父)がいる[2]。
『古事記』によると、異母兄の忍坂日子人太子(おしさかのひこひとのひつぎのみこ)(押坂彦人大兄皇子)の妃となり、山代王、笠縫王を生んだとされている[1]。それ以外の事績は伝わっていない。
なお、『上宮記』の久米王の項目に「娶他田宮治天下大王(敏達天皇)女子名由波利王」とあり、来目皇子の妃である「由波利王」(ゆばりのみこ)も、同一人物だとする説もある。
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