松田 武(まつだ たけし、1945年7月25日[1] - )は、日本の歴史学者。専門は、アメリカ外交史。大阪大学名誉教授 。
兵庫県姫路市生まれ。大阪外国語大学およびウィスコンシン大学マディソン校卒業。京都大学大学院文学研究科修士課程を経て、ウィスコンシン大学マディソン校で博士号取得。大阪外国語大学外国語学部教授、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授(2007年10月~)を経て、京都外国語大学・京都外国語短期大学 学長。
単著
- 『このままでよいのか日米関係――近未来のアメリカ=東アジア関係史』(東京創元社, 1997年)
- Soft Power and Its Perils: U.S. Cultural Policy in Early Postwar Japan and Permanent Dependency, (Stanford University Press, 2007).
- 『戦後日本におけるアメリカのソフト・パワー――半永久的依存の起源』(岩波書店, 2008年)
- 『地球人として誇れる日本をめざして: 日米関係からの洞察と提言』大阪大学出版会(2010年)
- 『対米依存の起源――アメリカのソフト・パワー戦略』(岩波書店, 2015年)
編著
- The Age of Creolization in the Pacific: In Search of Emerging Cultures and Shared Values in the Japan-America Borderlands, (Keisuisha, 2001).
- 『現代アメリカの外交――歴史的展開と地域との諸関係』(ミネルヴァ書房, 2005年)
共編著
- (阿河雄二郎)『近代世界システムの歴史的構図』(渓水社, 1993年)
- (秋田茂)『ヘゲモニー国家と世界システム――20世紀をふりかえって』(山川出版社, 2002年)
訳書
- アレン・M・ポッター、ピーター・フォザリンガム、ジェイムズ・G・ケラス『アメリカの政治』(東京創元社, 1988年)
- ウィリアム・A・ウィリアムズ『アメリカ外交の悲劇』(御茶の水書房, 1991年)
- トマス・J・マコーミック『パクス・アメリカーナの50年――世界システムの中の現代アメリカ外交』(東京創元社, 1992年/新版, 1999年)
- ハワード・H・ペッカム『アメリカ独立戦争――知られざる戦い』(彩流社, 2002年)
- ロイド・ガードナー, マリリン・ヤング編『アメリカ帝国とは何か――21世紀世界秩序の行方』(ミネルヴァ書房, 2008年)
『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.274