松下IMPビル
大阪市中央区のビル ウィキペディアから
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松下IMPビル(まつしたアイ・エム・ピー・ビル)は、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク(OBP)にある複合施設。「IMP」は「International Market Place(インターナショナル・マーケット・プレイス)」の略。
松下IMPビル | |
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施設情報 | |
所在地 | |
座標 | 北緯34度41分30.7秒 東経135度31分50.8秒 |
状態 | 完成 |
着工 | 1987年9月[1] |
竣工 | 1990年3月[1] |
用途 | 事務所、店舗、スポーツ施設、イベントホール、駐車場[1] |
地上高 | |
高さ | 125.0m[1] |
各種諸元 | |
階数 | 地下2階、地上26階、塔屋3階[1] |
敷地面積 | 14,963.66 m² [1] |
建築面積 | 8,495.59 m² [1] |
延床面積 | 84,496.50 m² [1] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造[1] |
関連企業 | |
設計 | 日建設計[1] |
施工 | 鹿島建設、大林組、熊谷組、戸田建設、錢高組、前田建設工業、松村組JV[1] |
デベロッパー | 松下アイ・エム・ビー[1] |
管理運営 | 関電プロパティーズ |
松下IMPビルは、松下グループの松下興産(現在の関電不動産開発)がOBP内でTWIN21に続いて、高度にインテリジェント化されたオフィスを中心に、商業施設・イベントホールならびにスポーツ施設などを整備したもので、1990年(平成2年)3月に竣工した[2]。
ビルは東西に長い敷地の東ゾーンに高層棟、西ゾーンに低層棟を配置[2]。低層棟の1階から3階には国際色豊かな「International Market Place」が形成され、東西約200mに及ぶモールは、円柱の列柱空間となっており、モールの中心部には4層吹き抜けのアトリウム空間がある[2]。モールの西ゾーンには、多目的に利用できるイベントホールとテニスコートやプールを持つスポーツ施設が設けられた[2]。高層棟のオフィスは、共用部を東西に配し、事務室は機能的でフレキシブルなレイアウトが可能な平面とした[1]。城見通を隔てたTWIN21とは、連絡通路で直結し、2つの建物は関電プロパティーズによって、一体的な運営・管理が行われている。
外装はやや薄いパープル色の磁器タイルと、SAG工法による横連窓によるシンプルな構成となっている[2]。これは季節、時間、天候により色・輝きが変化して、街並みに対してやさしい表情をもたせたいとして考えられた[2]。
ビル固有の郵便番号は540-63xx(xxは階層。地下もしくは階層不明の場合は90)。
所有権は、2006年8月31日にMIDリート投資法人(後のMCUBS MidCity投資法人→日本都市ファンド投資法人)が246億円で取得[3]、 2018年9月5日に準共有持分55%、2019年3月8日に残り45%が270億円で国内特別目的会社(合同会社城見キャピタル)に譲渡された[4][5]。 2020年4月頃にはローンスターからガウ・キャピタル・パートナーズのファンドに約390億円で譲渡されている[6]。
1階から3階は店舗が中心。
松下IMPホール(まつしたアイ・エム・ピー・ホール)は、松下IMPビル2階にある多目的ホール。オープン時、スポーツ施設が併設されていたが、のちに閉鎖となった。
客席は857席ですべて可動式で、うち最前部156席はスタッキングチェア。講演会、展示会、コンサート、演劇、格闘技など様々なイベントに使用されている。
ビル西端の地階には、建設時に将来の地下鉄乗り入れを計画して造られた、駅舎の一部(ホーム)となる構造物[注釈 1]が存在する。しかしビル竣工6年後の1996年(平成8年)に開業した地下鉄大阪市営地下鉄(当時)長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅ではビルの直下に新たなホームが建設されたため、この構造物は駅舎として使用されず「幻のホーム」となっている[8][注釈 2]。
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