東郷重方
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東郷 重方(とうごう しげまさ)は、江戸時代初期の薩摩藩士。剣客。示現流の流祖東郷重位の子で示現流二代目。
幼少より父・重位より示現流を学ぶ。タイ捨流の癖が残っていた重位よりも技術は優れており、重位が太鼓判を押す手練だった。島津光久はじめ藩主一門にも教授し、剣名が高く、多くの弟子を育てた。
重方は武人として優れていただけでなく、老荘の学に通じ、また勧農の才があり、郡奉行[3]や坊泊郷(現在の南さつま市坊津町泊)地頭[4]等を歴任して2万4千石余りの新田を開くという多大な功績を挙げた。剣客としてだけでなく、江戸初期の薩摩藩を支えた吏僚としても重要な人物である。40余歳で師範を長子に譲り、示現山能学寺の近くに住む。
長子の重利が跡を継いだ。
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