杉本京太
日本の発明家 (1882-1972) ウィキペディアから
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日本の発明家 (1882-1972) ウィキペディアから
杉本 京太(すぎもと きょうた、1882年〈明治15年〉9月20日 - 1972年〈昭和47年〉12月26日)は、邦文タイプライター[1](和文タイプライター)の発明者である。1985年、特許制度制定百周年を記念した「日本の十大発明家」に選出された。1953年藍綬褒章、1965年勲四等旭日小綬章を受勲した[2]。
日本語では文章を構成する文字数が多いため、文字数の少ない欧文タイプライターの機能はそのまま使えないと言う制約があり、当時タイプライターの開発は困難であった。杉本は文字の使用頻度を考慮して2,400字を選出し、独自の配列で文字庫に並べた活字を、前後左右に稼働するバーで選択しつまみ上げ、円筒に巻かれた紙に向かって打字すると言う機構を開発した[5]。この方式の和文タイプライターで1920年代には政府公文書の多くが作成されるようになり、1980年代に日本語ワードプロセッサーが普及するまで官公庁や企業・教育機関などで使用され、日本における書類作成事務効率化に大きな役割を果たした。
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