末広大橋
徳島市の橋 ウィキペディアから
徳島市の橋 ウィキペディアから
末広大橋(すえひろおおはし、Suehiro Ohashi Bridge)は、徳島県徳島市を流れる新町川(徳島港)に架かる斜張橋。同市東部の南末広町と昭和町8丁目とを結んでいる。
同橋を支える2本の塔は昼間航空障害標識の色(紅白)に塗装されており、その姿は大阪府にある大和川橋梁(阪神高速湾岸線)のかつての姿と似ている。ちなみに大和川橋梁が1981年に完成するまでは、末広大橋が日本最長の中央支間長を有する斜張橋であった(現在では多々羅大橋が日本最長)。また水都・徳島には現在、長大橋が数多く建設されているが、末広大橋はかつて東洋一の鉄橋と呼ばれた吉野川橋(旧国道11号)と並んで、同県はもとより日本における橋梁の先駆的な存在でもあった。それ故、完成当時は日本各地から多くの見物客がここを訪れた。現在では徳島市のランドマークとなっている。ただしライトアップは実施されていない。
当該橋梁は元来、末広有料道路の核として建設されたが1997年4月1日に無料開放された。現在では徳島東環状道路(徳島県道29号徳島環状線)の一部であり、阿波しらさぎ大橋(2012年4月25日開通)とともに同市中心部を縦断する国道11号および国道55号の迂回路となっているが、東環状線は未だ全通しておらず、迂回路としての機能は不十分である。
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