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木こりのろうそく橋[1](きこりのろうそくばし、英語: Lumberjack’s Candle bridge)またはヤトゥカンキュンッティラ橋(フィンランド語: Jätkänkynttilä-silta)[2][3]は、フィンランドにある橋である[4]。単にろうそく橋 (The Candle Bridge) [5][6]ともいう。
橋は、1987年に着工、1989年に完成され、同年9月28日に開通した[7][4][8]。橋は、フィンランド北部の都市、ロヴァニエミの市街地とオーナスヴァーラの丘 (fi:Ounasvaara) とを結んでおり[9]、ケミ川に架けられている[1][10]。
橋は、フィンランドで最も長い歴史をもつ斜張橋であり[4]、鉄筋コンクリートで造られている[11]。この橋は、国道78号線の一部を構成する道路橋である[12]。
全長は、327 メートルである[7][11]。幅は、25.5 メートルである[12]。主塔の高さは、47 メートルである[12]。主塔の直径は、2.3 メートルである[12]。最大支間長は、126 メートルである[12]。
ヤトゥカンキュンッティラ (Jätkänkynttilä) とは、フィンランド語で「木こりのろうそく」という意味をもつ言葉である[13][14]。木こりのろうそくは、白樺などの丸太の中心に十文字の切り込みを入れ、そこに乾燥させた白樺の樹皮などの火付け材を詰め込み、点火し燃焼させるものである[1][15]。
橋は、木こりのろうそくをモチーフにしてデザインされた[16]。2本の塔の頂部には、木こりのろうそくの火に似た照明設備が設置されており、夜間に点灯される[7][17]。
ロヴァニエミは、木材の集積地として繁栄した歴史をもっており、この地では20世紀当時、木こりが最も一般的な職業であった[18][1]。この橋は、木こりを賞賛するために建設された[1][5]。
橋の所有者は、フィンランド道路・水路管理局 (Finnish Roads and Waterways Administration, RWA) および Roads and Waterways District of Lapland である[12]。設計は、 SuunnitteluKortes による[12]。チーフデザイナーは、ペッカ・プルキネン (Pekka Pulkkinen) が務めた[19]。1990年、建設工学と環境に関する賞を受賞している[20]。
ロヴァニエミには、ケミ川の他にオウナス川 (fi:Ounasjoki) が流れており、橋は、この2つの川が合流する地点の付近に位置する[16]。橋の西端にある木こり公園 (Jätkänpuisto) には、木こりの銅像 (fi:Jätkänpatsas) が建っている[1][21]。
南西へおよそ1キロメートル行ったところには、ロヴァニエミの図書館 (Rovaniemen kirjasto)、ラッピア・ハウス (fi:Lappia-talo)、市庁舎 (kaupungintalo) などがある[19]。
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