朝からたいへん!つかちゃんでーす[注釈 1](あさからたいへんつかちゃんでーす)はニッポン放送で1986年4月7日から1993年4月30日まで放送された早朝ラジオ番組。
概要
朝一番のニュースや天気予報、交通情報などのほか、塚越自ら「オールナイトニッポン3部」[注釈 2]と名乗っただけあって、若年層にも人気がありバラエティに富んだ構成であった。
番組冒頭では「○月○日○曜日の朝がやって参りました、さあ、新しい1日のスタートです[注釈 3]。ニッポン放送、午前五時![注釈 4] 『朝からたいへん!つかちゃんでーす』」と塚越がタイトルコールしてからオープニングテーマが流れるパターンが通例であった。
7年間に亘って放送されたこの番組は塚越の出世番組となり、同番組終了後は平日の午後ワイドを担当(1997年まで)。1998年4月からは再び早朝の時間帯に復帰。「塚越孝の土曜ニュースアドベンチャー」で土曜日の同時間帯を担当し、その後も2004年9月から平日の5時 - 6時の時間帯に「塚越孝 朝刊フジ」を、2005年4月から土曜日の5時 - 7時の「塚越孝のおはよう有楽町」を担当した。
放送時間
期間 | 放送時間 |
---|---|
1986年4月7日 - 1989年4月7日 | 月曜日 - 金曜日 5:00 - 7:00 |
1989年4月10日 - 1993年4月30日 | 月曜日 - 金曜日 5:00 - 6:30 |
- 放送時間変更に伴い、オープニング兼エンディングテーマと番組内ジングルが一新される。
- なお前述のとおり、塚越はのちに土曜日の同じ時間帯(5時 - 7時)にて「塚越孝の土曜ニュースアドベンチャー」(1998年4月 - 2002年6月)、「塚越孝のおはよう有楽町」(2005年4月~2006年9月)を、さらに平日の5時 - 6時にて「塚越孝 朝刊フジ」(2004年9月 - 2005年3月)を担当した。
出演者
コーナー
- つかちゃんのハガキのコーナー(「朝刊フジ」でも行った)
- 金曜のみ「つかちゃんのエッチなハガキのコーナー」
タイムテーブル(1989年3月以前)
タイムテーブル(1989年9月頃)
- 5:00 オープニング
- 5:03 朝一番のニッポン放送ニュース
- 5:07 天気予報
- 5:10 お目覚め パジャマリクエスト
- 5:17 つかちゃんの幸せ占い
- 5:20 つかちゃんの朝刊ウォッチング
- 5:27 つかちゃんのはがきのコーナー
- 5:32 お起抜け一番 つかちゃんの目覚まし体操
- 5:40 つかちゃんのティールーム
- 5:50 心のともしび
- 6:01 ニッポン放送ニュース
- 6:05 ホカホカ情報コロッケ
- 6:18 お出かけ前天気予報
- 6:20 クイズ朝飯前
- 6:26 エンディング
- (三才ブックス「ラジオ新番組速報版」1989年秋号より)
タイムテーブル(1991年10月以降)
- 5:00 オープニング
- 5:03 朝一番のニッポン放送ニュース
- 5:07 天気予報
- 5:10 つかちゃんのリクエストで行こう
- 5:20 つかちゃんの朝刊ウォッチング
- 5:27 つかちゃんのはがきのコーナー
- 5:32 リスナー投稿はがきのコーナー(「ナゾかけ中国人」など曜日別にコーナーが設けられている)
- 5:40 つかちゃんのおいしい話
- 5:50 心のともしび
- 5:57 言葉の花束
- 6:01 ニッポン放送ニュース
- 6:05 ニュースとっておき
- 6:15 お出かけ前天気予報
- 6:18 朝一番のニッポン放送交通情報
- 6:22 クイズ朝飯前
- 6:26 エンディング
- (三才ブックス「ラジオ新番組速報版」1991年秋号より)
番組にまつわるエピソード
- スタジオを飛び出しての首都圏各地での公開生放送も多く行われ、早朝にもかかわらず多くの人が会場に集まり、人気を示した。また、ニッポン放送旧本社ビル3階にあった「ラジオハウス銀河」(銀河スタジオ、後のイマジンスタジオ)からも、しばしば聴取者を招き公開生放送を行っていた。
- 午前3時前にスタジオ入りするため、『オールナイトニッポン』のパーソナリティが塚越の姿を見て時折話題にすることがあった。その影響もあり、オールナイトニッポンのリスナーがそのまま引き続き聴いていたリスナーも多く、本番組のコーナーにハガキを出すリスナーもいた。とんねるずやビートたけしらから「オールナイト3部じゃねえか」と言われたこともある[4]。また2部のパーソナリティーも、時折スタジオに登場し、トークに参加することもあった。
- 1993年4月の最終回はニッポン放送本社3階の「ラジオハウス銀河」(銀河スタジオ)で行われ、番組終了の挨拶は感極まって号泣しながらのものになった[注釈 5]。
- 1990年には番組内のラジオショッピングコーナー「早起きリビング」でタカラ「人生ゲーム」の番組オリジナル版を共同開発し、番組限定で発売した。
- 1992年10月頃から6:15のお出かけ前天気予報のBGMとして、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』サウンドトラックの「街でのひととき」が使用されるようになった。クイズ朝飯前では1991年頃からコーナー冒頭に『フュージョンブルース/メゾフォルテ』のイントロと締めを合わせたBGMが使用された他、シンキングタイムBGMが設けられ、1992年9月頃までは『アレックスキッド 天空魔城』のタイトル画面BGMが使用されていた。1992年10月頃からコーナー冒頭及び締めのBGMに、つかちゃん音頭のサビが使用されるようになった。
- 通常はニッポン放送本社6階のレッドスカイスタジオ(第7スタジオ)から生放送されていたが、塚越が夏休みなど止むを得なく録音放送されていた時は、宿直アナや報道部宿直記者がニュースと天気予報を伝えることがあった。その時も、当日の放送が決して録音と告知されることはなかった。
- 番組終了後、レッドスカイスタジオは入れ替わりに『玉置宏の笑顔でこんにちは』の生放送で玉置宏がスタジオ入りするため、両者が応援していた大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ談義に花を咲かせていた[5]。
- 番組立ち上げに先立ち、塚越が参考にしたのはMBSラジオで放送中の「ありがとう浜村淳です」であるとフジテレビジョンに転籍後、フジアナスタジオ まる生(2010年2月13日、フジテレビONE)で語った。
- 平成3年度日本民間放送連盟賞東京地区審査 ラジオ生ワイド部門優秀賞受賞[6](1991年5月30日放送分に対して[要出典])。
脚注
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