時空警察シリーズ

日本の舞台作品 ウィキペディアから

時空警察シリーズ」(じくうけいさつリーズ)は、日本のSF舞台作品のシリーズ。時空警察ヴェッカーシリーズの原作者・畑澤和也が、『時空警察ヴェッカー改 ノエルサンドレ』を最後にヴェッカーシリーズから離れた後、同じように「時間移動技術を悪用する時空犯罪者と、その犯罪を取り締る機関、犯罪者たちを追う捜査官の物語」という設定で、独自に製作している。メディアによってはヴェッカーシリーズと同じ扱いになっていることもあるが[1][2]、時空警察シリーズでは「ヴェッカー」の名前は使われておらず、公式としてのヴェッカーの続編は『時空警察ヴェッカーЯ』である[3]

下記のシリーズ一覧以外に、時空警察シリーズ20周年記念及び『時空警察ヴェッカーシグナ』の続編として、映画『時空警察SIG-Wecker』の予定があり[4]、2023年12月時点において編集待機中である[5]。また『時空警察ヴァージナル』の外伝として、朗読劇『クロミネンス・クロニクル』の舞台化作品『時空警察ヴァージナル外伝 Chrominence Chronicle Truth Live 〜血の慟哭〜』が2023年12月6日から公演予定であったが[6]、主演俳優の体調不良により、全公演が延期された[7]

時空警察クロノゲイザー

一応のシリーズ完結作である[8]

  • 時空警察クロノゲイザー(2016年7月6日 - 7月10日)[9]
  • クロノゲイザー 時空の結び目(2017年8月18日 - 8月19日、映画)[10]

イマジカル・マテリアル

時空警察ヴェッカー1983』の外伝であり[11]、同作に登場したキャラクター「時空警察ヴェッカー・リリーズ」を単独で主役とした作品[12]。西暦2277年の少女3人組が現代にやって来て、現代の学園のトラブルを解決するために、未来の科学の力を魔法少女のように操って活躍する物語[13]。元AKB48チーム8山本亜依が主役を務めた[14]

  • イマジカル・マテリアル(2017年3月15日 - 3月20日)[13]

時空警察SIG-RAIDER

時空犯罪を取り締まる管理組織「SIG」と時空刑事「シグレイダー(SIG-RAIDER)」がテーマのシリーズ[8]

  • 時空警察SIG-RAIDER(2018年1月31日 - 2月4日)[8]
  • 時空警察SIG-RAIDER ノエルサンドレ・イヴ(2019年12月20日、ドラマCD)[15]
  • 時空警察SIG-RAIDER 〜刻醒(エヴェイユ)〜(2020年2月29日 - 3月8日)[16]
  • 時空警察SIG-RAIDER 〜彷徨(エトランジェ)〜(2021年1月16日 - 1月24日)[17]
  • 時空警察SIG-RAIDER 邂逅〜エヴェリーヌ〜(2021年11月20日 - 11月28日)[18]

クロミネンス・クロニクル

人類の歴史を操る人工生命体「クロミネンス」をテーマにした朗読劇。

  • クロミネンス・クロニクル(2021年12月8日 - 12月12日)[19]
  • クロミネンス・クロニクル2(2022年9月27日 - 10月2日)[21]
    • 楯真由子が代表を務める桜餅総本舗がプロデュース[21]。前作に新たな構想を加えて、畑澤和也自身が脚本と演出を行なった[23]

時空警察ヴァージナル

要約
視点

現代、過去、未来の15歳の少女3人が主人公の朗読劇[24]

これまではヴェッカーシリーズも含め、実写や舞台が主軸だったが、本作は2次元キャラクター先行で、ボイスドラマとイラストを組み合わせた作品である。実写の制約がないので、学校が母艦に変形したり、バイクが変形してサポートロボットになったりと、メカニックの活躍場面もある[25]

  • 時空警察ヴァージナル〜Re-birth〜(2022年10月15日 - 10月16日)[26]
    • 第1作『時空警察ヴァージナル』が、関係者の新型コロナウイルス感染のため全公演が中止され[27]、その復活公演である[28]。1860年(桜田門外の変の時代)、1945年(太平洋戦争末期の時代)、2021年と2022年(現代)の日本を舞台として、3人の時空刑事たちとサポートロボットたちの活躍を描く[29]
  • 時空警察ヴァ―ジナル -GRAVITY DAY -(2024年1月27日 - 1月28日)
    • 俳優・脚本家の高田那由太によるユニット「なゆたハムニダ」の番外企画[30]

時空警察ヴァージナルON-Line

オンライン上の朗読劇。初日は1公演、2日目以降は昼と夜の2公演で、キャストの組み合わせは毎回違っている[24]

  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈現代編〉(2022年11月25日 - 11月27日)[31]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈過去編〉〜幕末異聞伝〜(2022年12月23日 - 12月25日)[31]
    • 現代・過去・未来の3部作の第2作。幕末に舞台に、幕末の志士たちが登場する[24]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈未来編〉〜external future〜(2023年1月27日 - 1月29日)[31]
    • 現代・過去・未来の3部作の第3作。時空刑事の訓練学校が舞台[24]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈外伝〉〜邂逅1993〜(2023年3月24日 - 3月26日)[31]
    • 『時空警察SIG-RAIDER 邂逅〜エヴェリーヌ〜』がベース[33]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〜Re-Birth〜(2023年4月28日 - 4月30日)[31]
    • 『時空警察ヴァージナル〜Re-birth』のリメイク。3日目のみ昼・夕・夜の3公演、全6公演が上演された[34]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈外伝〉〜クロミネンス・クロニクル〜(2023年5月26日 - 5月28日)[31]
    • 中世ヨーロッパを舞台にして、物語を敵側から見た外伝[35]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈Present〉〜承継2021〜(2023年6月23日 - 6月25日)[31]
    • 『時空警察ヴァージナルON-Line〈現代編〉』のリメイク[36]。3人の時空刑事の出会いを描く[37]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〜真夏の雪のシンデレラ〜(2023年7月28日 - 7月30日)[31]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〜虚空の海のラプンツェル〜(2023年8月25日 - 8月27日)[31]
    • 前作の続編。主題歌は森恵が舞台「原色歌謡曲図鑑」で歌った主題歌「迷宮のエトランジェ」であり、森恵は出演者の1人でもある[39]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〜戦国異聞伝〜(2023年9月22日 - 9月24日)[40]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〜異説・坂本龍馬伝〜(2023年10月27日 - 10月29日)[41]
    • 幕末時代に坂本龍馬を暗殺したのは誰かをテーマにしている[41]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈エクスターナル・フューチャー〉前編〜時空警察学園〜(2023年11月24日 - 11月26日)[42]
    • 『時空警察ヴァージナルON-Line』シリーズの最終作の前編。時空警察を育成する「時空警察学園」を舞台とする物語[42]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈エクスターナル・フューチャー〉後編〜時空の結び目〜(2023年12月22日 - 12月24日)[43]
    • 『時空警察ヴァージナルON-Line』シリーズの最終作の後編[43]
  • 時空警察ヴァージナルON-Line〈アナザーエッジ〉〜クロス・オーヴァー〜(2024年1月26日 - 1月28日)[44]
    • 1話完結のオムニバス・ストーリー3本による外伝[44]

脚注

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