明治プロビオヨーグルトR-1(めいじプロビオヨーグルトアールワン)は、明治(旧:明治乳業)から発売されている、OLL1073R-1乳酸菌を使用したヨーグルト。2015年3月まで明治ヨーグルトR-1の名称だった。

概要 販売会社, 種類 ...
明治プロビオヨーグルトR-1
販売会社 明治
種類 ヨーグルト
販売開始年 2009年12月1日 (14年前) (2009-12-01)
完成国 日本の旗 日本
外部リンク 明治プロビオヨーグルトR-1
特記事項:
販売開始当初の名称は「明治ヨーグルトR-1」
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概要

「R-1」の名称は、使用されるOLL1073R-1乳酸菌に由来する。これはLactobacillus delbrueckii bulgaricusの一種で、「EPS」(Exopolysaccharide、菌体外に産生する多糖体英語版)を多く産生する特性があり、EPSには免疫賦活作用があるとされる[1][2]。この免疫賦活作用により、免疫力が高まり風邪をひきにくくなること[3][4]、インフルエンザウイルスに対して感染防御効果をもつこと[5][6][7]が報告されている。また、OLL1073R-1によって発酵した脱脂粉乳(スキムミルク)には動物実験で関節炎予防効果が報告されており[8]、リウマチモデルにおける過剰なインターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子-α (TNF-α)、インターフェロン-γ (IFN-γ) の産生を抑制することが示されている[9]

沿革

  • 2009年
    • 12月1日 - 「明治ヨーグルトR-1」の発売開始。当初は販売エリアを限定して発売しており、ドリンクタイプは北海道地区、首都圏地区の一部(群馬県・栃木県)、信越地区(長野県・新潟県)、東海地区、北陸地区、近畿地区、中国地区、四国地区にて、ソフトタイプは東北地区にて販売。首都圏地区の一部(群馬県・栃木県を除く)と九州地区は当時両タイプとも未発売であった。
  • 2010年
    • 1月19日 - 安定供給できる目処が立ったため、ドリンクタイプは残りの未発売エリア(東北地区、首都圏地区の一部(群馬県・栃木県を除く)、九州地区)にも拡大し、全国発売に。ソフトタイプは首都圏地区、信越地区へ拡大し発売開始。これにより、北海道を除く東日本地区は両タイプが出揃う体制になる。
    • 3月30日 - ソフトタイプの販売エリアを全国に拡大。両タイプとも全国発売となった。
  • 2011年
    • 8月9日 - 有田共立病院院長がナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる1073R-1乳酸菌の可能性に関する調査報告書を発表。
    • 10月 - 初のリニューアルを行う。パッケージデザインの変更を行うとともに、ハードタイプは食感を、ドリンクタイプは酸味を抑え、味わいを改良した。
  • 2012年
  • 2014年
    • 7月8日 - ドリンクタイプに比べ、糖類を44%カット・エネルギーを33%カットした「ドリンクタイプ 低糖・低カロリー」を発売。
    • 7月22日 - ハードタイプに「低脂肪」を追加発売。
  • 2015年
    • 3月下旬 - ブランド名を「明治プロビオヨーグルトR-1」に改名し、「明治プロビオヨーグルトLG21」と同じ「明治プロビオヨーグルト」のシリーズに編入される[10]
    • 10月6日 - ドリンクタイプにアセロラ果汁とブルーベリー果汁を加えたブランド初のフルーツフレーバー「ドリンクタイプ アセロラ&ブルーベリー」を発売。同時に、ハードタイプの「ブルーベリー脂肪0」をリニューアルし、他のハードタイプ製品と同じ容器形状に統一された。
    • 11月10日 - ハードタイプに、ブランド初の砂糖不使用タイプ「砂糖0」を追加発売。
  • 2016年
    • 10月4日 - ドリンクタイプのフルーツフレーバー第2弾として、グレープフルーツ果汁・オレンジ果汁・レモン果汁を加えた「ドリンクタイプ グレープフルーツミックス」を発売。これにより、ドリンクタイプもハードタイプと同じ4種展開となる。
  • 2022年

令和元年とR-1

2019年(平成31年)4月1日に新元号「令和」が発表された際、令和元年の略式表記「R1」に通じるとしてインターネット上で話題になった。同年4月29日には「平成最後の昭和の日大正にて明治の本商品を飲む」という行為を行い、ツイッターなどに投稿する者もいた[12]

同年4月30日から令和元年5月1日にかけて「元号またぎCM」がテレビ放送されたほか、同日から「祝・令和元年」の一文を加えたパッケージ「令和 お祝いボトル」(ドリンクタイプ)が数量限定で発売された[13]

関連項目

出典

外部リンク

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