日豊汽船株式会社(にっぽうきせん)は宮崎県延岡市の海運会社。延岡市の離島である島浦島への航路を運航している。
かつては延豊汽船として、延岡市の十貫港と蒲江港(大分県佐伯市)を結ぶ日向灘沿岸航路[1]を中心に蒲江港と島浦港を結ぶ航路などを運航していた。その後、国道388号の整備により沿岸航路は廃止され、本社を浦城港に移転、現在は浦城 - 島浦航路のみを運航している。
- 通常 浦城港 - 島浦港(カーフェリー20分、高速艇10分)[2]
- カーフェリー6往復、高速艇10往復を運航する。カーフェリー・高速艇の始発1往復は日・祝運休、カーフェリーの最終便1往復は土・日・祝運休となる。
- 高速艇ドック時・カーフェリーのみの運航 カーフェリー8往復、カーフェリーの運航時刻が通常と異なる。
- 荒天時 阿蘇港(北浦町) - 島浦港(高速艇8分)[3]
- 高速艇7往復、高速艇の運航時刻が通常と異なる。
- 島浦港ではカーフェリーは宇治港、高速艇は中央港を発着する。浦城港では延岡駅方面への宮崎交通宮野浦線が接続している。阿蘇港航路の最寄りのバス停は、(バス停名)阿蘇港というバス停である。(徒歩数分)
- 宮崎県内では唯一、離島航路整備法に基づく国庫補助対象航路に指定されている。
就航中の船舶
- 196総トン、神原造船建造
- 2005年3月竣工、ニシエフ建造、鉄道建設・運輸施設整備支援機構共有
- 19総トン、FRP、ディーゼル2基、機関出力423kW×2、航海速力22.0ノット、旅客定員76名
過去の船舶
- にっぽう2(カーフェリー)
- にっぽう(“にっぽう1”相当)(カーフェリー)
- クィーンにっぽう(“クィーンにっぽう1”相当)(高速艇)
- 南海造船建造。2005年に大昭汽船へ売却され「KOGANE V」として就航した後、豊島フェリーへ売却され「まりんなつ2号」として就航。
- 19総トン、全長15m、航海速力19ノット、旅客定員80名
カーフェリーは、ほぼ20分であるが、高速艇は、実質11~12分程かかっている。荒天時(多少波が高い時)は、通常よりは速度を落として走行する為、規定時間より5分前後遅い
荒天時(波が高い時等)に、カーフェリーは運休で、高速艇のみ北浦町阿蘇港航路となる場合があり、浦城 - 島浦間より、阿蘇 - 島浦間の方が距離が近い為、運航時間が短いとされているが、(荒天の為)通常よりは速度を落として走行する為、予定時間の8分ではなく10分程度かかる。