日曜の夜ぐらいは…
日本のテレビドラマ番組 ウィキペディアから
『日曜の夜ぐらいは…』(にちようのよるぐらいは)は、2023年4月30日から7月2日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜22:00 - 22:54(JST)に全10話が放送された、朝日放送テレビ制作のテレビドラマ[1][2]。
日曜の夜ぐらいは… | |
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ジャンル | 連続ドラマ |
企画 | 清水一幸 |
脚本 | 岡田惠和 |
監督 |
新城毅彦 朝比奈陽子 高橋由妃 中村圭良 |
監修 |
高平尚伸(医療) 戸崎精(リハビリ) 成田睦美(看護) 瓶底めがね(ラジオ) 星野天宏(カフェ) |
出演者 |
清野菜名 岸井ゆきの 生見愛瑠 岡山天音 川村壱馬(THE RAMPAGE) 和久井映見 矢田亜希子 宮本信子 |
音楽 | 日向萌 |
エンディング |
Mrs. GREEN APPLE 「ケセラセラ」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
清水一幸 山崎宏太 山口正紘 郷田悠(FCC) 浅野澄美(FCC) |
制作 | FCC(協力) |
製作 | 朝日放送テレビ |
放送 | |
放送チャンネル | テレビ朝日系 |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 解説放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2023年4月30日 - 7月2日 |
放送時間 | 日曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 朝日放送テレビ制作日曜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
特記事項: 初回は10分拡大(22:00 - 23:04)。 第4話は30分繰り下げ(22:30 - 23:24) |
本作品は2023年の春改編にて新設された、朝日放送テレビ制作の連続ドラマ枠の第1弾にして、岡田惠和の脚本によるオリジナル作品[1]として制作されたものであり、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマとした、ハートフルな会話劇が志向されている[1]。主演には清野菜名[1]を迎え、あるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす、3人の女性の友情が描かれる[3]。
あらすじ
岸田サチは、ファミリーレストランでアルバイトをしながら車椅子生活の母・邦子と公団住宅に住む、ヤングケアラーの女性。邦子を介護しつつアルバイト生活を送っているが、ひょんなことから邦子の愛聴するラジオ番組が企画するバスツアーに参加する羽目になり、ケンタ(野田翔子)・わぶちゃん(樋口若葉)と名乗る同世代の女性と出会う。それぞれに悩みや事情を抱える3人は意気投合、旅行の思い出にと3人で1枚ずつ宝くじを購入し、当選していれば3人で分け合おうという約束をするが、育んだ友情を後から壊したくないサチは、ツアーの別れ際にその場限りの関係を申し出てしまう。しかし数日後、自分の購入した宝くじが高額当選したことが判明する。
キャスト
主要人物
- 岸田サチ(きしだ サチ) / おだいり様
- 演 - 清野菜名
- ファミレス「シンデレラ・ムーン」で働きながら、車椅子生活の母親を介護している28歳の女性。自身の感情を上手く表現できず、車椅子生活を余儀なくされる母に自責の念を抱いているが、素直に母に接することは出来ない。
- バスツアーにてケンタ(翔子)・わぶちゃん(若葉)と楽しい時間を過ごすも連絡先の交換を持ちかけられた際は、「楽しい時間は無縁」と称しその場でその日限りの関係を申し出てしまう。
- この上なく嫌なことがあった日は、コンビニで売られている中で一番高いアイスを購入し食べるプチ贅沢をする。
- バスツアーでのラジオネームは、母の代理で参加したことに由来する「おだいり様」。
- 野田翔子(のだ しょうこ) / ケンタ
- 演 - 岸井ゆきの[4]
- 元ヤンキー。厚木市出身。「東山交通」のタクシードライバー[4]。
- 人見知りや物怖じせず、初対面時のサチにも気兼ねなく話しかけてくる気さくな性格。
- 太ももの付け根に、元恋人の名を冠したタトゥーを入れているが、タトゥーを入れたその日に恋人とは別れている。
- バスツアーでのラジオネームは、元恋人の名であり、タトゥーに入れられている「ケンタ」。
- 樋口若葉(ひぐち わかば) / わぶちゃん
- 演 - 生見愛瑠[5]
- 祖母と二人借家暮らしを送りながら、ちくわぶ工場に勤務している女性[5]。水戸市出身・在住。
- 自由奔放な母と誰かも分からない父親との間に私生児として生まれ、周囲からは常に奇異の目で見続けられており、友人らしい友人がいたことがない。
- バスツアーでのラジオネームは、ちくわぶに由来する「わぶちゃん」。
周辺人物
- 岸田邦子
- 演 - 和久井映見[2]
- サチの母親。夫の博嗣とは離婚している。平凡な主婦だったが、とある事故が原因で車椅子生活を送っている。娘のサチと同じように自責の念を抱いており、介護を担うサチの言動に対して事あるごとに「ごめん」と言葉を発する。外出の機会が少なく、サチ以外の人間との交流がない。
- ラジオ番組『エレキコミックのラジオ君』のヘビーリスナーであり、ダメ元と称してバスツアーに申し込むが…。
- 市川みね
- 演 - 岡山天音[3](幼少期:豊田温大[6])
- ラジオ番組のバスツアー企画で世話役を務めるベテランリスナー。営業職のサラリーマン。
- 住田賢太
- 演 - 川村壱馬(THE RAMPAGE)[7]
- カフェ・プロデュース会社「カフェエイト・マネジメント」に勤務する男性。サチの通勤経路且つ同級生の実家跡に開店したカフェのスタッフとしてサチと顔見知りとなる。
- 樋口富士子
- 演 - 宮本信子[8]
- 若葉の母方の祖母でまどかの母親。まどかを産んだこと自体若気の至りだと激しく後悔している。
- まどか
- 演 - 矢田亜希子[9](第1話写真出演、第2話 - )
- 若葉の母。毒母。いい加減な性格で金と男にだらしがない。
- 中野博嗣
- 演 - 尾美としのり[9](第2話 - )
- サチの父で邦子の元夫。
- 敬一郎
- 演 - 時任勇気[9](第2話 - )
- 翔子の兄。とある事情で翔子を蔑ろにする。
その他
ゲスト
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
- 店員
- 演 - 市原茉莉[26]
- サチと賢太が入った和風カフェの店員。
第6話
第7話
第9話
- 運送業者
- 演 - 大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架(Mrs. GREEN APPLE)[33]
- 「サンデイズ」に家具を運んできた運送会社のアルバイト。バンドマンであることを一発で見抜かれる。
- 主婦
- 演 - 新海ひろ子[34]
- 邦子の家の周りで様子を窺っていた博嗣に声をかける。
最終話
スタッフ
放送日程
- 初回は10分拡大(22:00 - 23:04)の上放送[39]。
- 第4話は、直前の時間帯にて放送される『サンデーステーション』が、第49回先進国首脳会議(G7広島サミット)開催に伴う「G7拡大版SP」として放送時間を拡大したのに伴い、通常より30分繰り下げ(22:30 - 23:24)の上放送。
放送回 | 放送日 | サブタイトル[40] | ラテ欄[41] | 監督 | 視聴率 |
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1 | 4月30日 | やりきれない毎日を必死に生きる、女性3人の友情物語。 | 新城毅彦 | 5.6%[42] | |
2 | 5月 | 7日忘れたい、でも本当は会いたい… | |||
3 | 5月14日 | 絶対に、絶対にみんなで幸せになろう… | 朝比奈陽子 | ||
4 | 5月21日 | 私の友情の歴史は…後悔…裏切り…不安… | |||
5 | 5月28日 | 嬉しかった、きっと死ぬまで忘れない… | 高橋由妃 | ||
6 | 6月 | 4日悔しいって思うのって…いいことですよね… | 新城毅彦 | ||
7 | 6月11日 | 絶対に幸せになってやる…にゃ~~! | 高橋由妃 | ||
8 | 6月18日 | 毎日楽しいなと思うことが、一番の復讐…ね、やっつけよう、過去。 | 中村圭良 | ||
9 | 6月25日 | 大切な人だけ守ろうと思います。なので、大丈夫です、ご心配なく | 朝比奈陽子 | 3.7%[43] | |
10 | 7月 | 2日生まれ変わったとしても...私だね | 新城毅彦 | 3.8%[44] | |
平均視聴率 4.7%[43](視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
受賞
関連番組
作中で放送されているラジオ番組『エレキコミックのラジオ君』を、実際のラジオ番組として制作・放送した番組で、2023年5月7日・5月14日の21:30 - 22:00に、朝日放送ラジオ(ABCラジオ)にて2週連続で放送された[10][46]。地上波では関西ローカルでの放送とされた後、朝日放送テレビのテレビドラマ公式YouTubeチャンネルにて収録模様をそのまま動画として配信した[47][48]。
脚注
外部リンク
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