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日切焼（ひぎりやき）とは、愛媛県松山市の澤井本舗が製造販売している、小豆の粒餡入りの大判焼（ないしは今川焼、太鼓焼）様の焼き菓子[1]。
一般の今川焼きや大判焼きとは異なり肌目に細かい気泡が多く寧ろどら焼きに近い焼き上がりである[2]。
「お日切さん」として松山の人に親しまれている[1]。松山市湊町5丁目（松山市駅前）の日切地蔵（浄土宗善勝寺）の境内で売られていたことに由来する[1]。
創始は定かでないが、大正時代からあったとされ、太平洋戦争前には境内の3軒で販売していた。戦争中に原料の統制令により休業、戦後の区画整理で境内は大幅に縮小されたが、懐かしむ声に応え1949年（昭和24年）に復活した。
現在は、一社のみとなっているが、根強い人気があり、1店舗で売られている[2]。
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労研饅頭等とともに古くから親しまれた松山のお菓子の一つである。
1961年（昭和36年）頃から店頭での実演販売を開始[1]。
松山市駅前の本店の隣には「ひぎり茶屋」があり、ひぎりやきや、戦後から受け継がれてきたうどん[3]など食事をとることもできる[4]。
一時期フジグラン松山、ジャスコシティ松山（現・イオンスタイル松山）など商業施設に出店していたが、いずれの店舗も閉店している（閉店時期は不明）。
楽天市場でもオンラインショップを運営していたが、2021年1月21日をもって閉店[6]。現在は澤井本舗のホームページより購入することができる[7][5]。
松山市の魅力を届けるプロジェクトチーム(松山市に在住もしくは、通勤・通学する10代から20代の若者で構成)の企業コンサルにも協力しており、若者との商品開発といった新しい試みにも挑戦している[8]。
松山市駅前地下街の泉の近くにあったまつちか店が半世紀の歴史に幕を下ろすことになり、2021年2月28日に閉店[9]。この時点では路面店の松山市駅前の本店と大街道店の2店舗の営業だった[2]。
閉店時期は不明だが、公式Instagramの2022年1月2日分に大街道店の記載はあるが、3月時点で店舗のページから削除されている（2022年3月21日に公式ホームページを確認済み）。2022年3月時点では本店のみの営業である。
『探偵!ナイトスクープ』（朝日放送テレビ、2021年10月08日放送[10]）でひぎりやきに関係する依頼があった。
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