正則関数と対数関数による表示
複素関数 Ein(z) を次のように定める。

これは複素平面全体で正則となり、

が成り立つ。ただしγはオイラーの定数である。これにより E1, Ei は

と表され、多価性にまつわる問題を複素対数関数 log z に封じ込めることができる。
級数展開
Ein(z) のテイラー展開は次のように与えられる。

これは複素平面全体で収束する。また次のような展開も可能である。

漸近展開
z の絶対値が十分大きいとき E1 は次のように近似できる。

右辺は n→∞ で発散するので適当な項数で打ち切って使用する。
一般化
指数積分は以下のように一般化できる。

これを n 次の指数積分と呼び、以下のように不完全ガンマ関数を用いて以下のように表せる。

また、以下の式を Ei(z) と記すこともある。

このときは次のように分枝をとる。

両者は次のような関係で結ばれる。

近似
指数積分は以下のような近似を持つ。
SwameeとOhijaの近似

ただし

連分数展開

超幾何級数
![{\displaystyle {\begin{aligned}\operatorname {Ei} (z)&=\gamma +\log {z}+z\cdot {_{2}F_{2}}\left[{\begin{matrix}1,1\\2,2\end{matrix}};z\right]\\\end{aligned}}}](//wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/7eb62d285c72804df5817a6f639deb118ce9a7cf)