成田山法輪寺
兵庫県西脇市小坂町向山にある寺院 ウィキペディアから
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千葉県成田市の大本山成田山新勝寺が、940年(天慶3年)に寛朝大僧正によって開山されたのち、成田不動信仰は日本全国に広がり、西脇を聖地とし、1950年(昭和25年)、成田山不動尊播州大教会を前身に、播州成田山法輪寺として開山。大本山成田山新勝寺貫首より分院建立の直許を得て、成田山新勝寺不動尊を勧請。不動尊信仰霊場として周辺地域の信仰を集め、家内安全、商売繁盛、交通安全、災難魔除け、病気全快、身体健康、厄除け開運などの現世利益を求める信徒が多数参拝している[1]。
本尊は不動明王。大本山成田山の平和の大塔建立の際、仏師、松久宗琳が大塔本尊不動明王の原型として制作したものが奉安祭祀されている[2]。
江戸時代の1829年(文政12年)竣工の大本山成田山新勝寺仁王門の上棟式当日、辰五郎という大工が足場から転落した。このとき、成田山の焼き印を押した手形が真っ2つに割れたものの辰五郎は怪我一つなく助かった。これを不動明王の加護とし、以来焼き印を押したこの手形札が「成田山の身代わりお守」として、広く授けられている。
境内にはインドのブッダガヤ大菩提寺の大塔を模した釈迦塔(約23メートル)が建立され、大菩提寺より迎えた木彫釈迦如来像・仏舎利・釈迦生誕場面の石彫石版・全長3メートルの金色釈迦涅槃像が祀られる[2]。
奈良県生駒山宝山寺より聖天尊・十一面観世音菩薩の分霊を勧請祭祀するほか、本堂の裏には大きな七福神、胎蔵界大日如来が祭祀されており本堂下には十二支守り本尊、一願成就鎮守大神様、子授け安産子安地蔵尊、清瀧大権現など多くの神々が祭祀されている[2]。
ネパール様式の三層祈祷殿法輪閣(約21メートル)が建立され、大本山成田山新勝寺において開眼した立像不動明王像が鎮座する[2]。
(月例行事)