慈 (仏教)

仏教の概念で人々(生きとし生けるもの)に深い友愛の心、慈しみの心を持つこと ウィキペディアから

(じ、: mettā [メッター]: maitrī [マイトリー]: loving-kindness)とは、仏教の概念で人々(生きとし生けるもの)に深い友愛の心[1][2](いつく)しみの心[3]を持つこと。また、それらにを与えたいという心を持つこと[4][5]。「抜苦与楽」の「与楽」に相当する[6]慈愛(じあい)とも訳される[7]

概要 仏教用語 慈, パーリ語 ...
仏教用語
パーリ語 मेत्ता (Mettā)
サンスクリット語 मैत्री (Maitrī)
チベット語 byams pa
ビルマ語 မေတ္တာ [mjɪʔtà] ミッター
中国語
(拼音: )
日本語
(ローマ字: Ji)
英語 Loving-kindness, benevolence
クメール語 មេត្តា
(Metta)
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四無量心四梵住)としてまとめられる4つ徳目「慈・」(じ・ひ・き・しゃ)の最初の1つ。

慈愛の瞑想

慈愛(mettā, メッター)に満ちた思いを思念することで、慈を育てることができる[7]。これは禅定: jhāna)の一種であるという[7]。慈はウィパッサナーの基礎であり、慈を持たなければウィパッサナーを実践することはできないとされる[7]

脚注

関連項目

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