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『悪いオンナ』(わるいオンナ)は、1999年10月から2000年3月にかけてTBS系列で毎週木曜深夜0:50 - 1:20(JST)に各月ごとに全4話完結という構成で放送されたテレビドラマシリーズである。
「世の男たちを破滅に導く若き悪女」を主人公としてサスペンスタッチで描くというコンセプトのもと、「地獄へのカクテル」(1999年10月、主演:柴咲コウ)、「プレイヤー」(1999年11月、主演:国仲涼子)、「誘惑を売る女」(1999年12月、主演:真野きりな)、「占っちゃうぞ」(2000年1月、主演:山口あゆみ)、「ルーズソックス刑事」(2000年2月、主演:平山綾)、「シャッフル」(2000年3月、主演:吉井怜、酒井若菜、浅見れいな)の6篇の物語が6か月間、各月ごとに全4話完結というオムニバス形式で制作された。このうちの「ルーズソックス刑事」は、後の「ケータイ刑事 銭形シリーズ」の原型となる。各作品では、柴咲コウ、国仲涼子、平山綾、酒井若菜など、当時は知名度が低く、テレビドラマへの出演経験が少なかった若手女優が主要キャストとして起用された。
『悪いオンナ「地獄へのカクテル」』( - じごくへのカクテル)は、1999年10月7日から10月28日まで放送された。
『悪いオンナ「プレイヤー」』は、1999年11月4日から11月25日まで放送された。国仲涼子のドラマ初主演作である。
『悪いオンナ「誘惑を売る女」』( - ゆうわくをうるおんな)は、1999年12月2日から12月23日まで放送された。
『悪いオンナ「占っちゃうぞ」』( - うらなっちゃうぞ)は、2000年1月6日から1月27日まで放送された。脚本を手掛けた宮藤官九郎自身も俳優として出演している。本作の脚本は後に『親ゆび姫/占っちゃうぞ―宮藤官九郎シナリオ集』(2003年 角川書店)に収録された。
『悪いオンナ「ルーズソックス刑事」』( - ルーズソックスでか)は、2000年2月3日から2月24日まで放送された。BS-TBS(2009年3月31日まではBS-i)で放送されていた『ケータイ刑事 銭形シリーズ』の原型になった作品である。
警視総監を祖父に持つ女子中学生・銭形紅子が、携帯電話を武器に難事件を解決する刑事ドラマ。紅子は銭形四姉妹の従姉妹。タイトル通り、紅子はルーズソックスを穿き、犯人は4話とも女性である。
ケータイ刑事シリーズでは犯人逮捕の際に携帯ストラップを投げるが、この作品では携帯電話本体を投げる。携帯ストラップで相手を拘束するのは同じである。
ケータイ刑事シリーズでは主人公のプライベートはほとんど描かれないのに対し、この作品では紅子が学校にいる場面も描かれている。授業時間中に呼び出されたこともあれば、学校で事件が起こったこともある。級友は紅子が刑事であることを知らないが教師は知っているため、紅子は事件発生の際に学校を抜け出す事ができる。
現在のところDVD化はされていないが、ノベライズはされている。ケータイ刑事シリーズ開始後から不定期に何度かCS放送のTBSチャンネルで再放送が行われている。
※日付はTBSにおける初回放送日。
『悪いオンナ「シャッフル」』は、2000年3月2日から3月23日まで放送された。
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