川田殖

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川田 殖(かわだ しげる、1931年 - )は、日本哲学者倫理学者。専門は古代ギリシア哲学

概要 人物情報, 生誕 ...
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経歴

1931年、北海道網走市で生まれた。国際基督教大学の第一期生として入学し、1957年に卒業。京都大学文学部哲学科に移り、在学時代は主としてエミール・ブルンナー神田盾夫田中美知太郎の薫陶を受けた。1959年に卒業し、同大学大学院に進学。1964年に博士課程を満期退学した。

その後は母校の国際基督教大学助教授に就いた。大阪医科大学助教授を経て、山梨医科大学医学部教授となった。恵泉女学園学園長を経て、2000年から2005年まで日本聾話学校校長。

著作

著書
  • 『川田殖講演集① 信州の片隅から』信濃教育会出版部 1981(復刊2010)[1]
  • 『川田殖講演集② 混迷の時代の中で』信濃教育会出版部 1981(復刊2010)
  • 『川田殖講演集③ 若き友らとともに』信濃教育会出版部 1995(復刊2010)
  • 『歴史に生きるキリスト者 真の友情から問いかける日韓関係』共著、基督教共助会 1993
  • 『いまこそ人間教育を』「いまこそ人間教育を」刊行会 2006
編著
翻訳
  • 「アリストテレス断片集」〈世界古典文学全集 16〉筑摩書房 1966
  • プラトンアレクサンドル・コイレ、みすず書房 1972
  • 形而上学」『アリストテレス』〈世界の名著 8〉アリストテレス著、松永雄二と共訳、中央公論社 1972
  • 『アリストテレス その思想の成長と構造』G.E.R.ロイド、みすず書房、1973
  • イエスディベリウス,キュンメル英語版補訂、神田盾夫共訳、新教出版社 1973
  • アルキビアデスII」〈プラトン全集 6〉岩波書店、1975
    • 復刊 2005年
  • 『キリスト教と文明の諸問題』エミール・ブルンナー著、川田親之共訳、新教出版社 1982
  • 「哲学と詩におけるプラトン主義」『プラトン主義の多面体』〈ヒストリー・オヴ・アイディアズ 11〉ジョン・フィッシャー著、平凡社 1987[2]
  • 『ブルンナー著作集 第6巻 倫理・社会論集』共訳、教文館 1996
  • 『古代の世界現代の省察 ギリシアおよび中国の科学・文化への哲学的視座』G.E.R.ロイド著、金山弥平・金山万里子・和泉ちえ共訳、岩波書店 2009
論文

参考

脚注

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