山口県立下関武道館
下関市に存在する県立武道館 ウィキペディアから
概要
山口県スポーツ交流まちづくり拠点施設条例(平成17年山口県条例第49号)により設置された、下関地域における「武道」をシンボルとした交流拠点施設である。施設のある下関北運動公園は下関市が所管する運動公園であるが、下関市が指定管理者として管理権を受託し、山口県立下関武道館の管理に関する規則(平成23年下関市規則第63号)に基づき運営を行っている。
山口県立の公共施設としては初めてPFIの手法により整備された施設で、民間事業者が建設し、完成時に所有権を県に移管した上で維持管理を行うBTO方式を採用している。整備事業(下関地域総合武道館(仮称)整備等事業)には東亜建設工業グループ(東亜建設工業、巴コーポレーション、古田建設、内外美装、大建設計)と九電工グループ(九電工、松尾建設、鴻池組、日本管財、梓設計、安成工務店)の2グループが参加し、審査の結果総合評価点が2者同点となったが、性能評価点の高い九電工グループが最優秀提案として選定され[1]、九電工グループが設立した特別目的会社 (SPC) である株式会社下関コミュニティスポーツと事業契約を締結し、整備が行われた[2]。
施設は2011年(平成23年)7月21日にオープンし、同年開催のおいでませ! 山口国体では剣道競技の会場として使用された。
施設概要
- 大道場
- 約1,824㎡のフロアを持つ道場で、剣道、柔道、空手道、なぎなたの公式競技面6面を確保することが出来るほか、ハンドボール(公式1面)、バスケットボール(公式2面)、バレーボール(公式2面)、バドミントン(公式10面)、卓球(公式12面)等にも対応する。
- 固定席1,030席、車椅子6席の観客席を有する。
- 柔道場
- 約640㎡のフロアに柔道公式2面が確保可能な畳敷きの道場。固定席128席、車椅子6席の観客席を有する。
- 剣道場
- 約667㎡のフロアに剣道・空手道・なぎなたの公式2面が確保可能な板張りの道場。固定席130席、車椅子6席の観客席を有する。
- 弓道場(近的)
- 公式1面、距離28mの12人立が可能な近的用の全天候型弓道場。固定席112席、車椅子4席の観客席を有する。
- 相撲場
- 414㎡のフロア内に盛土俵を備えた屋内相撲場。固定席114席、車椅子5席の観客席を有する。
- トレーニングルーム、その他諸室
アクセス
脚注
関連項目
外部リンク
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