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父母の父 ウィキペディアから
おじいさん(お爺さん/お祖父さん)は、日本語において、直系尊属2親等にあたる男性(祖父)、もしくは高齢の男性を指す一般語として使用される。対義語はおばあさん、または孫息子。
ひらがなで表記される場合が多いが、漢字での表記は「お爺さん」。親族男性のおじいさんは(当て字ではあるが)「お祖父さん」と書き分ける場合もある。
意地悪で素行の悪いおじいさんに対しては「ジジイ」と蔑称されることもある。蔑称は、中年の男性に使われる場合や、20代前半以降の男性に対して使う場合もある。集団で年少者が年長者(特に最年長者)に対しこう呼ぶ場合もある[注釈 1]。また幼児語として「じいじ」[1]などがある。
おじいさんという語の指す意味は、日本語の親族観念では以下のように分類できる。
1人について、必ず1.の父の父に当たる祖父と、2.の母の父に当たる祖父が存在する。日本語の「おじいさん」の語そのものは家系を区別しないが、特に家系を区別する場合は「父方」や「母方」を付けて区別する。なお「祖父」については、父方の祖父は「内祖父」[要出典]、母方の祖父は「外祖父」と区別する場合もある。中国語等では、両者は明確に区別される[注釈 2]。
結婚すると、配偶者の祖父を義理のおじいさんとして扱うことになり、3.と4.または5.と6.が発生する。配偶者の祖父を「大舅」ともいう。
おじ・おばの舅は自身とは親族関係は発生しないが、おじいさんと呼ぶ場合も多い。また、親のおじ、即ち祖父母の兄弟は「大おじ」と呼ばれるが、続柄以外の呼称としては「おじいさん」と呼ばれる事も多い。
おじいさんという呼び方は血の繋がった自分の"祖父"以外に、年老いた自分の"父親"や老人な血の繋がった自分の"伯父・叔父"も「お爺さん」という呼び方もある。義父(舅)に対して、60代以下では「お義父さん」、60代以上では「お爺さん」という呼び方であり、年齢や続柄に関係ない場合もある。決して、60代以下の祖父に対しては中年期でまだ若く、「お爺さん(お祖父さん)」ではなく「お父さん」という呼び方である。ただし、頭が禿げると60代以下でも「おじいさん」と呼ばれるようになる。
また、上記のいずれにも該当しない男性について、1. - 2.と同年代以上の高齢の男性の自称または他称として用いる用法がある[注釈 4]。なお自称の場合、丁寧語接頭辞の「お」を取り、「じいさん」、「じいちゃん」と言う場合もある。通常、高齢の男性が孫のような年少の人たちに対して呼びかける場合に用いる。
民話や昔話の老夫婦の男性を指す語としてしばしば用いられる。「死」や「異界」に近い存在として仙人や魔法使い、神のイメージとしてしばしば用いられる。祖父は稀に片親より年少の場合もみられる(母方の祖父が父親より年少など)。
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