奥殿陣屋
愛知県岡崎市奥殿町の観光施設 ウィキペディアから
奥殿陣屋(おくとのじんや)は、三河国にあった奥殿藩の陣屋、および愛知県岡崎市奥殿町に1985年(昭和60年)に建てられた観光施設。
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概要
徳川秀忠に仕え、大坂の陣の戦功により3千石を与えられた松平真次が、大給(豊田市)に陣屋を構えたことから奥殿松平家は始まる。第2代乗次のとき1万6千石の大名となり、宝永4年(1707年)に奥殿に陣屋が完成したため第4代乗真が移った。以後文久3年(1863年)に信濃国佐久郡田野口村(長野県佐久市)に龍岡城を築城して藩庁を移すまで奥殿藩の中心となった。なお、藩庁の移転をおこなった最後の藩主松平乗謨(明治維新後に大給恒と改名)は、博愛社(日本赤十字社の前身)の設立に尽力した人物として知られる。
当時は御殿・役所・書院・学問所・厩・馬場などがあったが、廃藩置県後にそれらは移築や取り壊しが行われ、陣屋の跡地(岡崎市奥殿町)はほぼ田畑となった。
近辺の岡崎市桑原町にある曹洞宗の寺院・龍渓院の庫裏になっていた書院が跡地に移築され、1985年(昭和60年)4月20日、「奥殿陣屋」の名でオープンした[1]。
現在は「村積山自然公園」の一部として整備され、書院や日本庭園、食事施設、観光農園などを持つ観光施設となっている。そのほか裏に歴代藩主の墓所や土塁も残されている。
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観光情報
脚注
関連項目
外部リンク
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