大神島
宮古列島の島 ウィキペディアから
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大神島(おおがみじま)は、宮古列島の島のひとつである。宮古島の北約4kmに位置し、行政区分としては沖縄県宮古島市に属する。2005年の合併以前は平良市に属していた。面積は0.24km2、人口22人(住民基本台帳人口、2019年1月1日現在)[1][3]。
集落は、港がある島の南側に集中する。集落から丘を登ると遠見台があり、宮古島、池間島を展望できる。集落以外の島内の多くは聖域とされ、島民以外の(場合によっては島民も)立ち入りが禁じられている。2000年5月には島の約20%にあたる6万m2を焼失する山火事が起きている[4]。秘祭・祖神祭(ウヤガン)が開催されることで知られる[5]。人が住み始めて約200年とされるが、秘祭の関係で島の歴史は島民の口承が中心となっており未解明なところが多い[6][7][8]。
島の周囲にはサンゴ礁が発達しており、海岸には浸食により根元が細く削られたノッチと呼ばれる奇岩が点在する。
17世紀の海賊キャプテン・キッドが財宝を隠したという伝説がある[9]。ただし、キャプテン・キッドは大西洋及びインド洋を中心に活動しており、大神島はその活動範囲からは大きく外れている。
半農半漁の島で、カーキダコと呼ばれる干ダコが特産。高齢化と過疎化が進んでいる。近年、観光による振興が図られ、観光客が増加している。2013年には、島唯一の食堂兼民宿「おぷゆう食堂」が開業している[10]。
2010年には、島の北西部の一周道路と海岸とに挟まれてできた潮だまりを利用して、熱帯魚を畜養し、観察できる自然水族園を設ける構想が報じられたが[11][12][13]、2022年現在、続報はない。
大神島では、宮古語(宮古方言)のひとつである大神方言(大神島方言)が話される。大神方言は、音韻的に特殊である[24]。
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