大垣女子短期大学(おおがきじょしたんきだいがく、英語: Ogaki Woman's College)は、岐阜県大垣市西之川町1丁目109番地に本部を置く日本の私立大学。1969年創立、1969年大学設置。
概要 大垣女子短期大学, 大学設置/創立 ...
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大学全体
- 大垣女子短期大学は、岐阜県大垣市内にある日本の私立短期大学。1969年に設置され、ピーク時の1学年定員は860人とかなり大規模な時期(1992年度)もあったが、諸事情により廃止になっている学科もあり規模が縮小している。
- 2016年1月、経営基盤の強化を図るため、岐阜経済大学と運営する学校法人の合併に向けた協議を開始し[1]、2017年に学校法人は合併した。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 大垣女子短期大学における建学の精神は「中庸を旨とし勤労を尊び、職業人としての総合能力を有する人間性豊かな人材の育成」となっている。
- 「学生中心の教育」、「徳育を重視し、知育・体育とバランスのとれた教育」、「環境を重視した教育」、「地域社会に貢献できる教育」が教育基本理念とされている。
教育および研究
- 大垣女子短期大学における教育で特筆すべきは、デザイン美術科に、マンガコースやアートアニメーションコースといった全国でもユニークなコースが置かれている。「ストーリーマンガ」や「アニメーション表現」などの科目がある。漫画家を目指すためのカリキュラムが用意されている。
- 音楽療法士を育てるコースがある音楽総合学科、保育者を育てる幼児教育学科、歯科衛生士を育成する歯科衛生学科がある。
学風および特色
- 大垣女子短期大学は、2005年度財団法人短期大学基準協会による第三者評価の結果、適格認定されている。
- かつて大垣市はじめ同市近隣の郡部・遠くは滋賀県彦根市の工場(主に紡績関連)が短大に出資し、工場で働く勤労学生の為の3年課程の昼夜交代制「第三部」も設置されていたが、同部は2003年募集停止、2005年全廃となり、現在は全日制(第三部に対し「第一部」と呼ばれる)のみがある。
- 3年課程は幼児教育学科で2007年4月に復活している(2年課程とは違いゆとりあるカリキュラム編成をとる)。
- 近年、出版社などとタイアップして本格的なプロ漫画家・アシスタントの養成を目指すデザイン美術科におけるマンガコースの存在が出色となっている。
- デザイン美術学科の在学生・卒業生の作品を中心に展示する美術館「ギャラリーみずき」が設置され、一般公開されている(要事前連絡)。
象徴
- 大垣女子短期大学のマスコットキャラクターは「みずっきー」であり、2001年の創立30周年(実際は32年)を記念して誕生した。
組織
学科
- 幼児教育学科
- デザイン美術学科
- 音楽総合学科
- 歯科衛生学科
教育
- 質の高い大学教育推進プログラム
- 「地域の子育て施策を活用した教育方法の改善」において2008年に採択されている。
学園祭
- 大垣女子短期大学の学園祭は「みずき祭」と呼ばれ毎年、概ね10月に行われている。
キャンパス
- A号館
- B号館
- 20周年記念館(C号館)
- E号館講堂
- F号館
- G号館
- K号館
- 球技コート
- 学生会館みずき
- ほか、学内にある庭園「みずきの郷」には「みずきの森水」と名付けられた湧水がある。
寮
- 大垣女子短期大学には「岩田寮」・「寿寮」などの学生寮があった。現在、学校が所有する寮はない。
就職について
- 幼児教育科:保育園や幼稚園など児童関連が多い。
- 音楽科:音楽教室をはじめ音楽関連業界が多い。教職課程があった頃には、中学校教諭に就いた人もみられた。
- デザイン美術科:芸術関連の業界、一般企業などが多い。
- 歯科衛生学科:歯科衛生士として歯科診療所をはじめ医療機関が多い。
- 国際教養科:一般企業への就職者が多いものとなっていた。
それぞれ、2002年度入学生までIII部でも取得が可能だった。