夜明けの門
ウィキペディアから
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夜明けの門(よあけのもん、リトアニア語: Aušros Vartai、ポーランド語: Ostra Brama、ベラルーシ語: Вострая Брама)は、1503年から1522年にかけてリトアニア大公国の首都ヴィリニュスに作られた、城壁の一部である[1]。
元々は、ヴィリニュスの南にあるクレヴァ (Krėva) 城(現・ベラルーシ領)およびメディニンカイ (Medininkai) 城に続く門であったことから「クレヴァ門」や「メディニンカイ門」と呼ばれていた。「夜明けの門」と呼ばれるようになったのは20世紀になってからのことである。街に9つあった門のうち現存しているのはこの門だけであり[2]、他の8つの門はすべて18世紀末に当局の指示によって壊された。
16世紀、攻撃から街を守り旅行者を祝福することを目的に、宗教的なモニュメントが門の内部に作られることとなった。門の中のチャペルには聖マリアの肖像があり、奇跡を起こすと言われていた[3]。数世紀にわたってこの肖像は街のシンボルの1つであり続け、カトリック教徒と正教徒の双方から崇敬されてきた。神への贈り物が数千個壁に飾られており、海外からも多くの巡礼者が祈りに来る。またミサはリトアニア語とポーランド語で行われる。
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